お世話になっております。
『Slay the Spire: The Board Game』の日本語版ローカライズを担当します、株式会社ケンビルと申します。
お知らせしておりました日本語版キャンペーンや制作内容について、徐々に仕様が確定してまいりましたので、まとめてお知らせさせていただきます。
①はじめに
『Slay the Spire: The Board Game』は、(英語版をはじめとした)海外版のクラウドファンディングが11月末まで実施されていました。
海外版をキックされた方も、プレッジマネージャーにて言語「日本語」をご選択いただければ、弊社がローカライズした製品が届きます。
プレッジマネージャーについては、海外版キャンペーンの実施元であるContention Games様より、直にご案内があるかと思います(ここは弊社はタッチできない部分ですので、海外版キャンペーンについてのお問い合わせは、お手数をおかけしますがContention Games様の方にお願いいたします)。
さて、弊社が本作の日本語ローカライズ担当を発表したのは、上記海外キャンペーンの終了後でした。
そこで、「より多くの日本のSlay the Spireファン、ボードゲームファンの方にこのゲームをお届けしたい!」との思いのもと、Contention Games様と協議し、日本語版のみのクラウドファンディング・キャンペーンを実施させていただくこととなりました。
ここまでは、先日Twitterにて公表していた内容となります。
ケンビルは「Slay the Spire: The Board Game」日本語ローカライズを担当します!https://t.co/YEEdg7eObC
◆終了済みのKSキャンペーンのバッカー様は、日本語をご選択可!
◆パブリッシャーの許諾の元、日本語版のみのクラウドファンディングを追加で実施! 来年初頭にご案内します。
(続く) pic.twitter.com/52xuJE7zuo
— ケンビル (@tg_kb) November 21, 2022
②海外版キャンペーンの輸送代行と送料について
日本語版キャンペーンについてご紹介する前に、海外版キャンペーンを支援された皆様にお知らせがございます。
海外版キャンペーンのリワード発送は、当然Contention Games様が手配して行う手筈でした。
しかし、キャンペーンページにて公表されている日本への送料は、決して安いとは言えない金額です。
一方、日本語版キャンペーン分の送付は弊社にて行いますが、海外版キャンペーンに比べれば送料を安めに抑えることができます。
このまま日本語版キャンペーンを実施すると、海外版キャンペーンと日本語版キャンペーンでは、お支払い総額に大きな差が生まれてしまう……
この差を少しでもなんとかできないだろうかということで、Contention Games様へと、海外版キャンペーンで支援された日本語版の発送を、弊社が代行したい旨を申し出ました。
Contention Games様からもご快諾をいただき、関税等の関係で大幅にというわけにはいきませんが、海外版キャンペーンの送料を少しだけ引き下げることができる見込みです。
Contention Games様側からどういったタイミングでアナウンスがあるかは分かりませんが、少しお値引きされた送料でご案内があるのではないかと思います。
③日本語版キャンペーンの実施について
「年明けに実施」ということでアナウンスしていた日本語版キャンペーンですが、キャンペーン期間が下記の日程に本決定いたしました。
2023年1月10日(火)16:00 18:00~ 1月30日(月)22:00
【2023.1.9.追記】
これまで開始時刻を16時にてご案内してきましたが、諸般の事情により18時に変更致します。
混乱を招いてしまい申し訳ございません。
また、同キャンペーンはKickstarterではなく、国内クラウドファンディングサービス「Kibidango」を使用して行います。
「Kibidango」には「プロジェクトの種」という、開始前のプロジェクトの概要を皆様に知っていただこう! といった目的の機能があるのですが、本プロジェクトの種ページを先程公開いたしました。
日本語版キャンペーン種ページ(キャンペーン本番も同様のURLとなります)
種ページに掲載の通り、海外版キャンペーン同様、スレイヤープラン/コレクタープラン/ネオーの全部入りプランの3コース展開です。
お値段はそれぞれ16,500円/22,000円/34,500円(送料・消費税込み)となっておりますが、各コースに数量限定の早割プランの準備もございます。
④日本語版キャンペーンと海外版キャンペーンとの違いについて
上記日本語版キャンペーンですが、オリジナルの海外版キャンペーンと比較したときに、以下の違いがございます。
◆Foilカード/Blankカードが付属しない
海外版キャンペーン分には、Foilカードと呼ばれるカードが付属します。
これはいわゆるキラ加工が為されたカードであり、『マジック:ザ・ギャザリング』や『遊戯王OCG』、『ポケモンカードゲーム』といったTCGのパックを剥いたことがある方であれば、ピンと来やすいかと思います。
最少印刷部数の都合上、このFoilカードは日本語版キャンペーン分には付属いたしません。
ただし、キラ加工されていない同イラスト・同テキストのカードは収録されるため、プレイ内容自体には差がございません。
同様に、海外キャンペーン分に付属するBlankカードも、日本語版キャンペーン分には付属いたしません。
これはイラストやテキスト部分が空欄になっているカードで、「君だけのオリジナルカードを作ろう!」といった趣のものです。
追記(2022.12.28.)
パブリッシャーとの交渉の結果、Foilカードについては、日本語版キャンペーンでもストレッチゴールとして設けることができる運びとなりました。
上記訂正いたします。
Blankカードについては条件がいよいよ現実的ではなく、日本語版キャンペーンでの取り扱い および パブリッシャーへの交渉予定はございません。
◆一部の内容物がストレッチゴール扱いになる
海外版キャンペーンには、以下の内容物がデフォルトで含まれます。
・カスタム「爪」ダイス
・「爪」カードパック
・アクリル製 心臓の鍵
・商人プレイマット
日本語版キャンペーンでは、最少印刷部数の都合上、上記4種の内容物をストレッチゴールとして設けさせていただきたく思います。
これは、キャンペーンが目標金額を超えてたくさんのご支援をいただいた場合に、内容物が追加で解放されていく、といったイメージのものです。
例えば、今回の日本語版キャンペーンでは目標支援総額を500万円に設定しております。
この目標を達成し、さらに総額が750万円に達すればこれも付きます! 1,000万円に達すればこれも付けちゃいます!……といった感じで、コースごとの金額は変動せずに、内容物がどんどん豪華になっていきます。
どのぐらいの金額でどの内容物が解放されるかは調整中ですが、いずれも魅力的なアイテムです(アクリル鍵とか商人プレイマットとか欲しすぎる…!)。
いずれのゴールも達成して、海外版に極力近い内容で日本語版キャンペーンも成功させたいと思っておりますので、応援の程よろしくお願いいたします。
◆日本語でサポートが受けられる
ここからはメリットのお話です。
例えばキャンペーン内容についてわからないことがあれば、弊社ケンビルへと日本語でのお問い合わせで大丈夫です。
また、各種ご案内メール等ももちろん日本語でお送りいたします。
海外版キャンペーンについては、Contention Games様へ、英語でのお問い合わせが必要です。
◆送料が比較的安い
各プランの支援代金に送料が含まれます。
海外版キャンペーンの請負分とは送料の算出式が異なり、比較的安い金額でのご案内となっています。
ここで言及がない内容物については、日本語版キャンペーンにも海外版キャンペーンと同様のものが含まれる見込みです。
その他、海外版キャンペーンにあったアドオン(内容物の追加購入)についても、同様の仕組みが用意できるよう調整中です。
⑤その他
上記「種」ページにてご案内の通り、翻訳はSteam版に準拠の予定です。
また、Steam版『Slay the Spire』に精通した方に、監修に入っていただくことを予定しています。
いよいよ年明け1月10日より、日本語版キャンペーンがスタート予定です。
こういった大きなローカライズプロジェクトの実施が初めてで、至らない点もあるかとは思いますが、『Slay the Spire』が好きだという想いと、『Slay the Spire: The Board Game』を日本でも多くの方に遊んでいただきたいという心意気は本物です。
日本語版キャンペーン、一緒に盛り上げていただけると嬉しいです!
応援の程よろしくお願いいたします!