ワーカー育てて ガラパゴス紀行! この熱さ きっと あなたも好きよ! 『ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版』および『同拡張:火の大地 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、

◆ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版
◆ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版

について先行販売受付を開始いたしました。

すでにたくさんのご注文をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そんな『ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか

をざっくりさっくりご紹介しつつ、『ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版』についても少し触れたいと思います。

ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版
希望小売価格:8,910円(税込)
一般発売日:2023年 5月30日

プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:プレイ人数×30分

ゲームデザイン:Simone Luciani, Nestore Mangone
原題:Darwin’s Journey

「ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版」先行販売ページ

 


 

『ダーウィンズ・ジャーニー』は、ルチアーニ氏とマンゴーネ氏によるKickstarter発の2023年作品!

ルチアーニ氏と言えば、様々なデザイナーとの共作で『ツォルキン』『マルコポーロの旅路』『グランドオーストリアホテル』『ロレンツォ・イル・マニーフィコ』『バラージ』『ゴーレム』『ティルトゥム』などの名作を生み出してきた、ここ10年の最重要ゲームデザイナーの1人ですね。

そんな彼が、『ニュートン』以来5年振りにマンゴーネ氏とタッグを組んだのが本作。こんなの期待しかない!

 

オリジナルパブリッシャーはThunderGryph Games

ケンビルとは『スピリッツ・オブ・ザ・フォレスト』以来2年半振り、2回目のお仕事です。ご無沙汰してまーす!

 

そんな『ダーウィンズ・ジャーニー』の気になるゲーム内容、さっそくチェックしていきましょう!

 


 

皆さんは「進化論」をご存じでしょうか。

「生物が進化したものだとする提唱、または進化に関する様々な研究や議論のこと」ってwikipediaに書いてありました(ソースが緩い)。

 


そんな進化論を1800年代に提唱したのが、箱絵の真ん中に描かれているチャールズ・ダーウィンさん。

彼が進化論の着想を得るに至ったガラパゴス諸島での探検を追想する……というのがこの『ダーウィンズ・ジャーニー』です。

プレイヤー達は生物学者として、島と海から標本を採集し、博物館へと寄贈することで、科学研究の進歩に貢献していきます。

 

色々言いましたが、ゲーム的にはワーカープレイスメントであれこれやって勝利点を稼ぎましょう」という感じです。

 


 

さて、まずは個人ボードをチラっと見てみましょう。

左下部分には労働者が置かれていますね。ワーカープレイスメントということですから、きっとこれらをプレイスしていくんでしょう。

 

 


一方のメインボード。わお、気合い入ってますね…!

 

 


どうも左上部が労働者を配置するゾーンみたいですね。

最上部がメインアクションで、緑・青・黄色・赤4種類がある様子。

 

 


例えば緑のアクションは、メインボード下部のマップで陸路を探検

青のアクションは海路を探検

 


黄色のアクションは交信と呼ばれるマジョリティ対決要素! なるほどシンプル楽しそう!

 

 


じゃあ早速労働者を1個取って、緑のアクションのとこに置いてみよーっと!

 

ルチアーニ&マンゴーネ「「はい、ダメ~~~!」」

 

実はこのゲーム、労働者をアクションスペースに置くの、結構大変なんです。

 

 


緑のアクションスペース、もう一度よく見てみましょう。

左上に何やらアイコンが描いてありますね。

これは緑の封蝋。「手紙の封筒や文書に封印を施したり、主に瓶などの容器を密封したりするために用いる蝋である」ってwikipediaに書いてありました。

ホグワーツから届く手紙に押してあるアレよ。

 

 


一方の個人ボード。

よく見ると、各労働者の右側に封蝋が置かれているじゃないですか!

 

 


そう、アクションスペースは封蝋の色と個数を指定してきます。

その封蝋を持つ労働者のみが、そのアクションスペースに入ることができるんだね!

さっき置こうとした労働者が持っていたのは、緑じゃなくて青の封蝋。だから入れなかったんだ。

 

 


じゃあどうやって労働者に封蝋を持たせるんだよ~~!

その答えはここ! 赤のアクションですね。

 


メインボード上から封蝋を購入し、空いている封蝋スペースに左詰めで配置。

同じ労働者にたくさんの封蝋を持たせると、取れるアクションの幅が広がりそう。

 

 


さらに、その労働者で行う各アクションがより強力になったり、「1人の労働者にこの封蝋を持たせること」的な目標カードを達成できたりと良いこと尽くし。

でも、同じ労働者の3個目の封蝋からはお金がどんどんかかっちゃう、みたいな。憎いわね。

 

 

 


このゲームのさらなる特色として、アクションスペースをどんどん増やしていける、というものがあります。

例えば、緑のアクションができる場所、よく見ると3段に分かれていますね。

同じ陸路の探検アクションでも、一番上のスペースは2歩、真ん中は3歩、一番下は4歩と、進める歩数が下にいく程増えていきます

併せて、必要な封蝋の数も増えていっているのがポイントです。

 

 


さて、ゲーム開始時に使えるスペースは一番上だけ。

じゃあ2段目以降をアンロックしていきましょう、という「レンズスペースの解放」アクションがあるんだね!

 

 


自分の色のレンズを取り、示されているお金を払って配置!

これでこのアクションスペースは誰でも使えるようになりました。

 

 


え? なんでお金を払って、皆のためにアンロックしなきゃいけないかって?

・アンロック時、労働者の配置もせず、封蝋の条件も無視してそのアクションを1回実行できる

・自分以外の誰かがこのスペースを使ってくれるたびに、サプライから1金もらえる

嬉し過ぎ!

 

 


メインの4種類の他にも、ゲームごとに変わる6つの特殊なアクションがあります。

うち2つはゲーム開始時から使用可、4つはゲーム中にアンロック可、という感じ。

効果が強烈な分、封蝋条件も厳しめ、みたいな。いいね。

 

 


ちなみに、メインとなるアクションの上段にはそれぞれ何人でも入れるんだけど、レンズっぽい形のスペースは先着1名しか入れないから注意だ。

う~ん、it’s a ワーカープレイスメント!

 

 

 


誰かが自分のスペースを使ってくれるとお金がもらえる、という話が出ましたが、これお金めちゃくちゃカツカツゲームです。

プレイ人数により異なりますが、例えば4人プレイ時。

既に労働者が緑のアクションに置かれている。仮に上段だとしましょうか。

 

 


この状態で緑のアクションスペースに労働者を置こうとすると、上段だろうが中段だろうが下段だろうが、2金をサプライに支払わなければなりません。なんでや。

色々整えてからアクションしたいのに! 待ってると他の人に入られてお金がかかっちゃう! 許せない!

 

 

 


他に特筆しておきたい点として、陸路・海路の探検のワクワク感があります。緑と青のアクションでそれぞれやるやつですね。

メインボード下部には、3つの島と、すーっと横長な海路が1本。

 

 


ゲーム開始時、探検できる陸路は一番左の島のみです。

 

 


しかーし! 水路に沿って船を進め、銀色のバナーを通過すると新たな島に上陸

陸路の探検に選択肢が増えるって寸法よ。

 

 

…よくないですか?(ふんわり)

 

色々とテクニカルなゲームですが、探検の「やっぱりボードゲームにはこういうワクワクを求めてるんだよな!」みたいなお茶目な笑みに胸焦がれます。

 

 

 


というわけで、

・封蝋条件

・アクションスペースのアンロック

・お金のカツカツ感

・陸路と水路のワクワク感

についてざっくりご紹介しました。

 

 

ここまでがようやく土台の部分といった感じで、ここに

 


・探検で標本を見つけて採集する

 

 


・採集した標本を博物館に寄贈し、進化論ポイントやお金を得る

 

 


・ここをキャンプ地とする

 

 


・交信によるマジョリティ調整とゲームごとに変わるボーナス

 

 


・熾烈な手番順争い

 

 


・目標タイルの獲得と達成

 

 


・ラウンドごとのボーナス得点と、航海の進捗っぷりによる減点

 

 


・進化論ポイントと博物館の育ちっぷりを参照するおもしろ最終得点計算

 

といったおもしろ枝葉が無限にくっつきます。やば過ぎる。

 

 

 


お金めちゃきつ育成大変ワーカープレイスメントをベースに、ゴリゴリ足し算のデザインでドロップされた本作。

でも、トゥーマッチな印象もなければごちゃついた感じも受けず、ちゃんと各要素に必然性があって、バッチリガチっと噛み合ってるの本当にすごいです。

やっぱりルチアーニなのよ。

 

2023年の最重要ヘビーゲームの1つになるんじゃないかしら、とぼんやり思っています。

ガラパゴス諸島で様々な生き物たちに出会ったダーウィンのように、皆さんもこのゲームと、この衝撃と、運命の出会いを果たしてください。

 


 

しかもそんな『ダーウィンズ・ジャーニー』、まさかの拡張が同発です。

 

ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版
希望小売価格:5,280円(税込)
一般発売日:2023年 5月30日

プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:プレイ人数×30分

ゲームデザイン:Simone Luciani, Nestore Mangone
原題:Darwin’s Journey: Fireland Expansion

「ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版」先行販売ページ

 


基本と拡張の箱絵って、同じおじさんを同じ大きさで同じ場所に配置していいんだ……という驚きがありますね。

 

要素を足す系というよりは、こういう世界もあるんやで系の拡張です(どんなカテゴライズだ)

まずは一目瞭然わかりやすい部分として、メインボード下部のね、マップをね、

 


こうよ!! えー!!

 

 


基本セットでは島3つに海路が1本でしたが、拡張マップは島5つに海路3本です。海路3倍はやばいだろ。

海路でここまで行けばこの島に上陸できて、この島でここまで進めばこっちの海路に船を浮かべて、この島とこの島はゴールで繋がってて……ともうやりたい放題

基本セットを1回でもプレイすれば、このテンションの高まり、バッチリバチバチ感じていただけると思います。「うおー!!」ってなる。

 

 

 


さらに新概念も。

拡張マップ上で陸路や海路をうろうろしていると、たまに冒険カードを引くことになります。

そこには2つの選択肢。

いずれも何かを消費して何かを得ようね、というタイプのものなのですが、ここで主に消費することになるのが、新たなリソース「時間」です。

 

 


時間を管理するのがはいこれ! 時間トラック!

思いっきり後ろ向きな概念で、消費するごとにペナルティが課せられていき、ゲーム終了時にも消費量に応じて減点を食らってしまいます。恐ろしい。

 

 


マップの複雑化、さらに「冒険」「時間」でもうてんやわんやな火の大地の冒険!

「基本セットの方が好き!」という方もいれば、「拡張の方が面白い!」という方もいらっしゃるようなので、是非遊び比べてみていただきたいです。

 


 

補足情報!

 

基本セットのインスト&プレイ動画! あります!2人で2時間半! 映画じゃん。

 

 


ソロプレイルール! あります!

個人ボード裏面がAI専用ボードになってるわよ! 挙動が複雑! 是非!

 

また、基本セットのソロルール部分にエラッタが見つかっております。申し訳ございません。

プレイの前には、商品紹介ページまたはルールブック4ページに掲載のQRコードより、修正情報へのアクセスをお願いいたします。

 

 


 

そんな『ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版』『ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて先行販売受付中!

5月30日(火)までのご予約で、一般発売より早めにゲットできちゃいます!(順次発送)

 

また、ケンビル公式通販サイトでは、3,000円以上のケンビル製品(予約商品も可)を1点でも含むご注文は送料無料(北海道・東北も含む)となっています!

基本セットも拡張も、もちろん送料無料の対象!

全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!

 

「ダーウィンズ・ジャーニー」基本&拡張 先行販売ページ

※「3,000円以上のケンビル製品」と「それ以外の製品」を同時にご購入された場合、ショップ仕様上、送料が発生するかのような請求形態となります。後ほど手動にて送料無料に修正いたします。

 

 

 


両作は、先行販売受付の締め切り後、6月23日(金)より、全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。

ご贔屓の店舗様でのご購入も、是非ご検討ください。

 

 

 


さあ、俺もお前も誰かの末裔!

『ダーウィンズ・ジャーニー 日本語版』および『ダーウィンズ・ジャーニー 拡張:火の大地 日本語版』何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!