こんにちは! ケンビルのぬんと申します!
先日、「海鳴りのドラゴン 日本語版」について先行販売を開始いたしました。
たくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、そんな『海鳴りのドラゴン 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
をしっかりたっぷりご紹介していきたいと思います!
海鳴りのドラゴン 日本語版
希望小売価格:5,720円(税込)
一般発売日:2024年7月12日
プレイ人数:2~5人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:40分
ゲームデザイン:Yaniv Kahana, Simone Luciani, Pini Shekhter
原題:Sea Dragons
『海鳴りのドラゴン』(原題:Sea Dragons)は、チリのパブリッシャーであるFractal Juegosの2023年作品です。
昨年のエッセン時から注目していたタイトルで、ブースに会いに行って色々お話をした結果、今回のリリースに繋がりました。
デザイナーには、いくつかの作品をリリースしているKahanaさんとShekhterさんに並んで、まさかのLucianiさんの名前がクレジットされています。
どうもディベロップ中心で関わっているっぽい。
絵本らしさのある素敵な箱絵が目を惹きますが、ゲーム内容もこれまた良い感じに仕上がってるぞ!
さっそくチェックしていきましょう!
プレイヤーたちは、海の平和を守る「海鳴りのドラゴン」になります。
最近は、海賊たちが我々の大切な海を荒らしに来ている様子。
と書くと「皆で海を守る協力ゲームか!?」となっちゃいそうですが、実際は海を守るのに誰が最も貢献したかを、勝利点という形で競い合う感じですね。
ほんの少しの隙間にも自分のドラゴンをねじ込んで、貪欲に海賊船を狩っていきましょう。海って怖い。
手番でやることは簡単!
手札には2枚のパターンカードが。そのうち好きな1枚を出しましょう。
で、パターンカードで指示された形どおりに、自分のドラゴンコマを置いていきます。
頭部コマを1個置いて、
そこから胴体コマをうにょんうにょんと生やして(?)いく感じ。かわいいね。
で、場か山札からパターンカードを1枚補充してターンエンド。
パターンカードには占有マス数に応じて大・中・小の3種類がありますが、今回出したものとは大きさの異なるカードを補充しなければならないルールがあります。
あ! この部分ちょっとルチアーニを感じるぞ!(そうか???)
基本はこれを手番順にぐるぐる繰り返すだけ! 簡単じゃないです?
が、ここにポップで悩ましい要素があれこれ付け加えられていくことになります。
まずは配置制限かな!
メインボードは中央島タイルから十字に区切る形で、4つの海域に分かれているわけですが……
自分のドラゴンは、
・中央島タイル または 他の人のドラゴン1匹以上に隣接していなければならず、
かつ
・自分の他のドラゴンには隣接不可
です。
これらに従うと、ボードの中央から『ブロックス』っぽくドラゴンが広がっていくことになるわね。
さらにさらに、
・ドラゴンで渦巻きや海流のあるスペースを覆う際は、1スペースにつき2ゴールドを支払う(悲しい)
・海賊船やゴールド、サンゴ礁を覆うと、対応するアイテムがもらえる(嬉しい)
海賊船は、ディスプレイされているミッションカードの達成に使います。セットコレクション! どんどん沈めな!
ゴールドは、先述のとおり支払いに使う&最終的に余れば勝利点になる感じ。
サンゴ礁アイコンを覆うと、有利な効果をもたらしてくれるサンゴ礁カードを1枚得ます。結構強い(嬉しい)。しかも2枚見て1枚選べる(嬉しい)。
・他のプレイヤーは、今回置かれたドラゴンに隣接している自分のドラゴン1匹につき、共通サプライから1ゴールドを得る(なんか悔しい)
辺りまで加味しなければならず、あれこれと悩みながら、わずかな隙間に無理やりドラゴンをねじ込んでいくことになります。
やっぱりパターンカードの大きさ超大事じゃねえか! おのれルチアーニ!(ルチアーニの仕業とは決まってない)
空いている隙間がないじゃん! とか、ゴールドが足りなくて置けないじゃん! という場合のためにパスもできるぞ。
手札のパターンカードを1枚入れ替え、共通サプライから2ゴールドを得て手番終了。
ゲーム中に実行できる手番数は決まっている(プレイ人数に応じて7~14手番)ので、極力パスは避けて、頑張ってドラゴンを置きたいわね。
全員が規定回数の手番を終えたらゲーム終了!
1つメインとなる得点源は沈めた海賊船でのミッションカード達成(物騒)なんですけれども、もう1つ大切な得点源に「海域ごとのドラゴンの数比べ」があります。
4つの海域それぞれについて、自分のドラゴンが何匹いるかで勝負!
最多プレイヤーは、その海域の覆われていない渦巻スペース×3勝利点を得ます。2位はその半分を獲得。
誰かがボロ勝ちしてる海域、ゴールド払って渦巻潰しに行けちゃうのやばない?
ちなみにタイの場合は、置いてあるコマ数(頭部と胴体の合計)でタイブレイク!
少しでも大きいドラゴンをねじ込む価値、全然あるってワケ!
さらに意地悪なのがさー、サンゴ礁カードの中に、特定の海域でドラゴン1匹ぶんとして数えていいカードがあんのよ!
しかも実際に数比べをするときまで非公開でOK。
最後まで安心できないハラハラ感よな!
そんなこんなで、最も多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝利!
いや~~どうですか『海鳴りのドラゴン』!
ルールはここに書いたものでほぼほぼ全部。
シンプルなのも、ボードゲームらしいポップさに溢れているのも、それでいてしっかり悩ましそうなのも、なんとなくお分かりいただけたんじゃないかなと思います。
配置パズル部分が『ブロックス』風味なので、ガッチガチになっちゃいそうと思われるかもしれませんが……
なんせすべてはパターンカード次第なのでね!
このキツく締めつけ過ぎない、でも甘い顔ばかりもしない絶妙な塩梅が、40分級ファミリーゲームとして花丸満点って感じです。
そう、穏やかな顔も厳しい顔も見せてくれる、あの雄大な海のようにね(うるさい)
2~5人とプレイ人数幅が広めなのも特徴でしょうか。
2人だとしっかりにらみ合いという感じになりますし、5人でもなんせ海の広さは変わらないのでね、皆で阿鼻叫喚してください。
そんな『海鳴りのドラゴン 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!
6月27日(木)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!
また、ケンビル公式通販サイトでは、3,300円以上のケンビル製品(予約商品も可)を1点でも含むご注文は送料無料(北海道・東北も含む)となっています!
『海鳴りのドラゴン』も、もちろん送料無料の対象!
全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!
※「3,300円以上のケンビル製品」と「それ以外の製品」を同時にご購入された場合、ショップ仕様上、送料が発生するかのような請求形態となります。後ほど手動にて送料無料に修正いたします。
また、取引先様へもご案内済みであり、7月12日(金)より全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。
なんかちょうど夏っぽいゲームでよくないですか?(夏っぽいか?)
ご贔屓の店舗様でのご購入も、是非ご検討ください。
さあ、愚かな人間たちに海の裁きを!
『海鳴りのドラゴン 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!