タイトに詰める 3ラウンド! マジョ争いも 参加すんぞ!『イーヴンフォール 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、『イーヴンフォール 日本語版』について先行販売を開始いたしました。

想像を大きく上回るご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そんな『イーヴンフォール 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか

をしっかりたっぷりご紹介していきたいと思います!

イーヴンフォール 日本語版
希望小売価格:7,700円(税込)
一般発売日:2024年9月20日

プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:人数×30分

ゲームデザイン:Stefano Di Silvio
原題:Evenfall

「イーヴンフォール 日本語版」先行販売ページ

 


『イーヴンフォール』(原題:Evenfall)は、『クラウドエイジ』のパブリッシャーであるNanox Gamesの2023年作品です。

 

第1作となる『クラウドエイジ』をリリースした2020年以降、実はまったくと言っていいほど動きがなかったんですよNanox Games。

ところがどっこい、去年のエッセンに向けてブースマップをつぶさに眺めていたら、3年振りの新作を引っ提げて出展するって言うじゃないですか!

すぐさま「久しぶりじゃないすか!」つってアポを取り、実際にエッセンにてブースへと趣き、そこで紹介された新作がこの『イーヴンフォール』ってわけ!

 

『クラウドエイジ』はPfister氏というビッグネームが制作に関わっていて、それきっかけで興味を持った感じだったのですが……

『イーヴンフォール』作者のStefano Di Silvio氏はこれがデビュー作。

どうだろうな~~と思いながらプレイしてみたのですが、えーめっちゃ面白いじゃないですか! 期待の新人現る! ということになり、リリースを決めました。

 

気になるゲーム内容、早速チェックしていきましょう!

 


 

まずはフレイバーから。魔女の部族を率いて、新時代の覇権を握るんや! って感じ。

そんな世界観を彩るアートワークを担当するのは、『リバイブ』や『アンロック!』シリーズの一部でお馴染みMartin Mottet氏

描き込み細けえ~~全体的に雰囲気大好きだ。

 

新時代の到来まで3ラウンド!

新たな力場へと自身の部族の魔女を送り込み、秘儀や魔法石の恩恵を賜りましょう。

なんやかんやで最も多くの勝利点を得たプレイヤーの部族が、新時代を率いていくことになります。

 


 

続いて、セットアップ時の雰囲気を見ていただきましょうか。えらい縦長じゃね?

一番上には、各自の勝利点やマナを管理するためのボード

その下に、「北方の湖」「中部の山」「南方の丘」と、3枚の領域ボードが並びます(2人プレイ時は2枚に減ります)。

 

 

各領域ボードのスロットには、力場カードが何枚かずつ並べられていますね。

色んな領域の色んな力場にアクセスして、自分の部族の影響力を高めていきましょうってわけ。

 

 

個人の準備として、自分の部族を表す部族ボードを1枚受け取ります。お前も縦長じゃね?

各部族には、最初から力場カードが1枚与えられています。

これを部族ボードのそばに置くことになるのですが、実際にどの辺に置くのか! これが超大事!

 

 

実はこの『イーヴンフォール』、カードゲーム色がだいぶ強いんよな!

すべてのカードは自分の部族ボードのそばに置いていくことになるのですが、置けるエリアが右上側、右下側、左側、下側と正味4ヶ所あります。だから部族ボード縦長なのね。

各エリアの特色はおいおい紹介していくとして、とりあえず初期の力場カードは右下側「内円エリア」に置いておきましょう。

 


 

いよいよゲームスタート!

各ラウンドは4つのフェイズに分かれているぞ!

 

 

まずは①偵察フェイズ

自分の部族ボード上部に示されている収入を得ましょう。

 

ここで得られる3種類のリソースが全編を通して重要なので、ここでまとめて紹介しちゃいましょう。

 

 

まずはカードな!

先ほど紹介した力場カードとは別に、メインデッキと呼ばれる山札があるため、そこから6枚を引いて手札にします。

メインデッキにはさらに2種類のカードが混ざっていたりするのですが、後から触れることにしますね。

 

 

次に資源な! 対応する形の資源駒を共通サプライから取る感じ。

資源は知識薬草ポーションの3種類。知識だけなんかニュアンス違くない?

セットアップ時にもらえるものも含めて、1ラウンド目の偵察フェイズ終了時には、3種類の資源を3個持っている状態になるはず!

 

 

最後にマナな!

勝利点と共に、3枚の領域ボードのさらに上側にある皆で使おうねボード上で管理します。

それがどういうことか分かるか! 他の人が持っている量にも気を配るべきリソースってわけ!

実際に使うのはラウンドの終盤になります。

 

 

 

3種類のリソースを得たらば、このゲームのメインどころ、②アクションフェイズに入っていきましょう。

スタートプレイヤーから時計回りで手番をやっていく感じね。

 

手番では、5種類のアクションのうちいずれか1つを行うことになります。

 

 

 

アクションA! 力場の探索!

先ほど「『イーヴンフォール』はカードゲームだ!」みたいな話をしたのですが、実はがっつりワーカープレイスメントゲームでもあります。

 

自分の手元にある魔女駒を、お好みの領域ボードへと配置。

 

 

その上側にある力場カードから1枚を取り……

 

 

自分の部族ボードの右上側外円エリアに配置しましょう。

 

ちなみに取る力場カードによって、領域ボードに置くべき魔女駒の個数が1個だったり2個だったりします。魔女駒4個しかないのに!? 2個も置けって!?

また、力場カードは原則としてラウンド終了まで補充されません。早い者勝ちっちゅうこっちゃね。

 

 

 

アクションB! 部族能力の発動!

自分の部族ボードのここを見な! ラウンドに1回、ここに書いてある能力を発動できます。

 

 

基本ゲームでは、全員同じ能力のはず。既定の資源の他、自分の外円エリア(右上側)にあるすべての力場カードから、示されている収穫ボーナス(右上部)を得ます。

↑の「力場の探索」を何回かこなした後で発動したいわね。

 

 

 

アクションC! カードのプレイ!

手札にカードが6枚ありますでしょ。そのうち1枚を選んで、部族ボードのそばにプレイするアクションです。

先ほどチラッと触れたとおり、手札に入るカードには大きく2種類があります。

 

 

まずはアイテムの類が描かれた儀式カード。左上部に示されている資源を支払ってね。

 

 

こいつはどこに置くかと言えば、外円エリア(右上側)や内円エリア(右下側)にすでに置かれている、空いている力場カードの上に置きます。

魔女を派遣した力場で、儀式を執り行ってるってわけね! テーマのゲームへの落とし込み、◎じゃん。

 

 

力場カードの上に置かれた儀式カードは、示されている効果をもたらしてくれるぞ。

また、力場カード自体にも、上に儀式カードが置かれたときに発動する即時効果を持つものがあったりします。どこもかしこも効果だな!

 

 

そして、人物が描かれたカード

右部と下部にテキスト枠があることからも分かるように、置き方が2種類あって、それぞれで異なる効果をもたらしてくれます。

 

 

1個が、熟練家として部族ボードの左側に置く方法。これも、カードに示されている資源の支払いが必要。

カード右部に書かれている、永続効果だったり、タップして使えるタイプのフリーアクションだったりをもたらしてくれたりするわね。

カード下部のテキストはまるっと無視します。

 

 

もう1個が、評議員として部族ボードの下側に差し込む方法。

この場合は、カード自体に示されているコストではなく、部族ボード下部に示されている資源の支払いが必要です。1枚目の評議員は半額でええよって感じ。

ボード下に差し込むことにより、カード下部に示されている効果だけが見える状態になるわね。

大体勝利点を得るための追加の手段になっているので、機を見て1枚は差し込んでおきたいところ。

 

 

 

アクションD! アクションスペースの使用!

力場カードを取るにも魔女駒を使ったのですが、こちらはそれ以外の方法でワーカー1個をプレイスメントしましょうねって感じ。

 

 

まずは領域ボード、実は力場カードを取るためのスペースの横に、小さくアクションスペースが設けてあります。かわいい。

ここに魔女駒を置いて、示されている効果を実行。

スペース数には限りがあって取り合いになるため、純正ワーカープレイスメント感が強いです。

 

 

もう1つ、自分のプレイした儀式カードに描かれているアクションスペースという変化球があるわね。

先ほどからワーカーと言えば魔女駒を使っているわけですが、実は部族ボード上にはあと4個、長老駒と呼ばれるワーカーがいます。

長老駒は、自分の内円エリア(右下側)にある儀式カード上のアクションスペースにしか置けないという、かなりニッチな存在です。ご老体だから遠くまでいけないんだね。

外円エリア(右上側)にある儀式カードのアクションスペースを使いたければ、貴重な魔女駒を消費するしかない……

 

 

 

じゃあどうすれば外円エリアから内円エリアにカードを下せるのさ! という疑問に対するアンサーが、様々な場所からたまに得られる効果「移転」だ!

 

 

外円エリアにある力場カードを1枚選び、「移転!」つって、上に置かれている儀式カードごと内円エリアに下げます。

よっしゃ、どんどん移転をして、長老駒をシニアスタッフにするぞ! って思うじゃないですかあ。

でも、ここで思い出してほしいんですよ。

 

 

アクションB! 部族能力の発動!

自分の部族ボードのここを見な! ラウンドに1回、ここに書いてある能力を発動できます。

基本ゲームでは、全員同じ能力のはず。既定の資源の他、自分の外円エリア(右上側)にあるすべての力場カードから、示されている収穫ボーナスを得ます。

 

 

自 分 の 外 円 エ リ ア に あ る す べ て の 力 場 カ ー ド か ら

 

そう! 内円エリアに下げちゃうと! 収穫ボーナスが減っちゃうわけ!

 

 

うーん、ほなある程度は外円エリアに残しとくかあ、ってなるんだけど、今度は儀式カードに示されている勝利点

こいつはまた、「ゲーム終了時、外円エリアに残ってる儀式カードの勝利点はあーげない!」とか言うんすよ! なんでや!!!

 

カードをいつ下げるのか、あるいはどれを下げるのかに頭を悩ませるのが、『イーヴンフォール』の面白さの1つなんですねえ!

 

 

 

アクションE! 触媒のクラフト!

儀式カードをよーく見てみると、小さな正方形のスペースがありますね。

ここに触媒と呼ばれるトークンを置きましょう、というのがこのアクション。

触媒は2種類あるのですが、1回のアクションで好きな組み合わせで好きな個数だけクラフトすることができます。

 

 

1種類目は大鎌。薬草を1個支払うことで配置できます。

儀式カード上に薬草を置くと、その儀式カードの下の力場カード、こいつの収穫ボーナスが2倍になります。ナ、ナンダッテー!

収穫ボーナス要員として、外円エリアに残しておきたいわね。

 

 

2種類目はオーブ。ポーションを2個支払って配置。

 

 

儀式カード上にオーブを置くと、自分の部族ボード左部にある部族トラック! こいつが1歩進みます!

進めると良さげな即時効果が得られるわね(移転とか)。トラック終盤には勝利点ラッシュもあるので、機を見て進めていきたい!

 

 

 

この5種類のアクションをやっていくわけですが、どのアクションも、有限の何かしらを消費するのがお分かりいただけるかと思います。

資源だったり、カードだったり、ワーカーだったりね。

それらをどうにか切り詰めて工面して、行き着けるところまで走り切ろうとする様はまさにマラソン

いよいよ素寒貧になったらハードパス、とそういう雰囲気だ。

 

 

そのマラソンをさらに面白く(そして難解に)する要素として、手札から任意の2枚を捨てると、任意の資源を1個得られるというフリーアクションがあります。

カード、結構じゃぶじゃぶ引けるんすよ。どれをプレイしてどれを資源に充てるのか。これも好きな感じの悩ましさ!

 

 

 

 

全員がパスをしたら、③戦闘フェイズへと移りましょう。この感じで戦闘概念出てくるのちょっと意外だ。

 

 

ここで着目するのが3枚の領域ボード

 

 

まずは一番上の「北方の湖」、ここには力場カードの獲得だったり、アクションスペースの使用だったりのために置かれているワーカーがいくつかいるはずなんですよね。

ワーカーを1個でも置いていれば、その領域での戦闘に参加できるぞ!

 

 

戦闘で参照する戦闘力は、そこに置かれているワーカー数+消費するマナの量です。

 

 

戦闘に参加するプレイヤー同士で、消費したいマナをこっそりセットし、同時に公開。

 

 

まずは誰が大きかっただの小さかっただのに関係なく、今回の戦闘力に応じた報酬がゲットできます。

例え他のプレイヤーに劣ってしまうとしても、しっかりとマナを突っ込む価値はあるってわけ。

 

 

さらに、最も高い戦闘力を叩いたプレイヤーは、その領域から魔法石を1個ゲットできるぞ。

魔法石は、ゲーム終了時、内円エリアの儀式カード1枚から得られる勝利点を2倍にするというもの。なんかこのゲーム2倍好きじゃね?

 

 

これを、「中部の山」「南方の丘」でも繰り返します。マナのペース配分難しいな!

 

 

 

最後に④ラウンド終了フェイズってことで、良い感じにクリーンナップをして1ラウンドがおしまい。

 

 

これを合計3ラウンドやったらゲーム終了!

ゲーム中に得た勝利点に加えて、熟練家や評議員、内円エリアにある儀式カードや力場カードからの勝利点をプラス!

最も高かった1人が、新時代の覇者となるのだー!

 

 


 

いや~~どうですか『イーヴンフォール』!

お楽しみコンボカードゲームからの、リソース管理マラソンからの、いつ下げるかがなやましい移転感からの、長老が遠くに行けないワーカープレイスメントからの、負けたとしても得るものはあるマジョリティ対決!

要素と要素の絡み合い方がきれいなのも然ることながら、なんやかんやで3ラウンドしかないというタイトさがめちゃくちゃ魅力的だと感じています。

「今回はしゃがみ」とか言ってる暇ないんよな。いつだって全力だから中だるみしないというか。

 

カードゲーム要素のある重ためゲームがお好きな方には、絶対遊んでいただきたいです!

お値段も、昨今の大箱ゲームにしては頑張っている方かと思いますので、何卒……!

 

 

 

追加の楽しみ方として、各部族が特殊能力を持つようになる上級モード(これおすすめです!)や、

 

 

専用ボードを結構がっつり使うタイプのソロモードもあります。色々な遊び方でどうぞ!

 


 

そんな『イーヴンフォール 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!

9月5日(木)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!

 

ケンビル公式通販サイトでは、3,300円以上のケンビル製品を1点でも含むご注文は送料無料となっています!

『イーヴンフォール』も、もちろん送料無料の対象!

全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!

「イーヴンフォール 日本語版」先行販売ページ

※「3,300円以上のケンビル製品」と「それ以外の製品」を同時にご購入された場合、ショップ仕様上、送料が発生するかのような請求形態となります。後ほど手動にて送料無料に修正いたします。

 

 

また、取引先様へもご案内済みであり、9月20日(金)より全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。

ご贔屓の店舗様でのご購入も、ぜひご検討ください。

 

 

 

さあ、赤い空が迫りくる!

『イーヴンフォール 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!