こんにちは! ケンビルのぬんと申します!
先日、
◆グーテンダック
◆ピラミドミノ2:忘れられた宝物 和訳付き輸入版
について先行販売を開始いたしました。
たくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、『グーテンダック』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
をかいつまんでご紹介していきたいと思います!
グーテンダック
ケンビル国産リメイクシリーズ
希望小売価格:1,980円(税込)
一般発売日:2025年4月25日
プレイ人数:3~6人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:5~10分
ゲームデザイン:依酉みどり(Grün Games)
グラフィックデザイン:TANSAN
オリジナル:グリーティング ダック
『グーテンダック』は、依酉みどりさん(Grün Games)がゲムマ2023春で頒布した『グリーティングダック』の商業版リメイクです。
今後も国産ゲームのリメイクを継続的に仕掛けていく予定で、「ケンビル 国産リメイクシリーズ」用のwebサイトも開設しました。
モットーは、「自分たちが面白い! 痺れた! と思った国産ゲームを、もっと痺れる形でお届けする」こと!
元作品の知名度・規模感・作風は問わず、1作1作とどこまでも連れ添う覚悟で、ガッツリ制作に取り組んでいきます!
ご注目いただけると嬉しいです!
さて、そんな渾身の新シリーズ第1弾となる『グーテンダック』! 早速内容を見ていきましょう!
まずはパッケージから失礼します!
はいドン! かわいい~~
最高のグラフィックデザインはTANSANさん、超キュートなイラストはArthur Deussenさんのお仕事です。
賑やかな帯も付けてもらってます。
取ると白基調でシュッと締まった感じに。お好みの姿で可愛がってほしいです。
それでは早速、中身を見てみましょう~~
……あひるデカない???
この『グーテンダック』、
・あひるの王様が世界中のあいさつを練習している
・家来である我々もいっしょに練習する
というフレイバーがあるのですが、王様あひるにめちゃデカ木製駒として登場してもらいました。
実に箱の半分を占める大きさです。
このデカさは流石にちょっとインテリアかもしれん。
後ろも向けるんかい。
箱のもう半分には、あいさつカードが入っています。
様々な言語で、上側には「こんにちは」が、下側には「ありがとう」が書かれていますね。
ちなみに、各カードにはその言語の豆知識も載せてみました。
主にどこどこで話されていて、どういう特徴があって、みたいな!
全体的にゆるっとしたデザインなのにここだけアカデミックなの、めちゃくちゃツボなんですよ良くないですか!!
あとはあいさつカード、同じ言語のものが必ず2枚だけあります。
あひるさんがあいさつしたり、地球さんがあいさつしたりしてますね。
地球さん、手はそんな感じなのに脚はそう生えるんやという意外性があって好き。
さあ肝心のゲーム内容、見ていきましょう。
まずはセットアップ!
カードを焼きそばシャッフル! 真ん中に箱をどん! なんて気持ちのいいセットアップだ。
そして王様あひる駒。裏向きのまま1枚を、王様の下に敷いておきます。
これは王様が秘密の特訓をしているあいさつということになります。コソ練してるのかわいい。
プレイ人数に応じた枚数の手札を場から引いたら、準備完了だ!
いよいよゲームが始まるわけですが、『グーテンダック』には手番がありません。いわゆるリアルタイムゲームですな。
誰かの「本日のあいさつ練習……始め!」の合図でゲーム開始。
各々自由に好きなタイミングで、3種類のアクションを行っていくことになります。
アクションその① 基本のあいさつ
自分の手札から1枚を選び、上側の「こんにちは」にあたるあいさつを大声で読み上げる!
これ全員が同時にじゃんじゃんやってるので、様々な言語の「こんにちは」が飛び交うことになりますね。
「ハロー!(英語)」「ヤーサス!(ギリシア語)」「メルハバ!(トルコ語)」
で、同じ言語のカードは2枚ずつあるので……
「メルハバ! メルハバ!」って言ってたら、どこかにも「お! 私もメルハバ持ってんじゃん!」っていう相方が現れることがありますよね。
同じあいさつをしている相方を見つけたら、
・上側のあいさつを元気に返し、(「メルハバ!」)
・お互いの目を見て、今度は下側の「ありがとう」であいさつを交わし、(「テシェキュレール!」「テシェキュレール!」)
・それぞれ自分のカードを得点として手元に置き、
・それぞれ場から1枚を手札に補充します。
同じ言語で「こんにちは!」を言っている人を探し、見つけたら「ありがとう!」と言い合って得点化する……
こんなハッピーなゲームありますか???
このやり取りを続けている間にも、周りでは別の言語でじゃんじゃんゲームが進んでますからね。こんなん盛り上がるじゃん。
アクションその② 聞かせて! あいさつ
ところが、ここで問題が1つ生じるわけですよ。
もし自分の手札に、メルハバのカードが2枚揃っちゃったらどうすればいいんだ……?
他の人とテシェキュレールできないじゃん!
そんなときは、被っているカードのうち1枚を箱のふたの上に出し、上側のあいさつを元気に読み上げましょう。
ふたの上にカード出てんな~~と気づいた他プレイヤーは、早い者勝ちでそのカードの上に手をバン!
最も早かった1人が、もう1枚を持っている人とあいさつをするって寸法よ!
うんうん、リアルタイムゲームには緩急が必要!
先ほどの要領で「こんにちは」→「ありがとう」を交わして得点化。
手札が2枚減っている方の人だけが、場から手札に2枚を補充します。
アクションその③ 手札の交換
さらに悲しいパターンがあります。
メルハバのカードが1枚手札にあるけれども、もう1枚を誰も持っていないパターン!
もう1枚は場とか、王様あひる駒の下とかにあるんでしょうね。
これではいつまで経ってもテシェキュレールできません。
そんなときは、手札から場に好きな枚数を裏向きで戻し!
戻したのと同じ枚数を引こう! シンプル!
さよならメルハバ。またそのうち巡り合えればテシェキュレールできるかもね。
アクション①~③のどれをやったとしても、アクション終わりには必ず手札が元通りの枚数になっているのがポイントですな。
これを繰り返すと、いずれ場のカードがなくなります。
場がカラになったことに気づいたプレイヤーは、大きな声でこう言いましょう。
「練習やめ! 王様が! 新しいあいさつをお覚えになったぞ!」
ゲームはその瞬間に終わり。
我々は家来なので、全員で王様を称えて拍手をしましょう。平和か!
全員でひとしきり拍手をしたら、いよいよ王様あひるが秘密の特訓の成果を見せるとき!
王様あひる駒の下にあるカードを公開し……
それと同じ言語のカードが手札にあるプレイヤー!
なんと光栄なことでしょう! たまたま王様と同じあいさつを練習していたなんて!
幸運なあなたには、王様あひる駒とそのあいさつを交わして、得点をゲットする権利が与えられます。
これで本当にゲーム終了!
手元に得点化したカードが1枚1点! 最も多くの点数をゲットしたプレイヤーの勝利!
同点の場合は、お互いをたたえ合いましょう。そう、「おめでとう!」という最高のあいさつでね!
いや~~どうですか『グーテンダック』!
『ピット』や『ハンズ』等の仲間探し系リアルタイムゲームの系譜ですが、やってることは最終的にあいさつというのが爽やかでハッピーですよね。
知ってるような知らないような言葉をワイワイ言い合って、たまにお辞儀なんかもしてるんだけれども、本人たちは至って真剣という、おもしろ風景が作り出されるのもお気に入りポイントです。
あとは、遊んでいるうちにあいさつが馴染んでくるのも良いんだよな。
「アッサラームアライクム」「ムラホ」「ガマルジョバ」「メルハバ」……
何回も口に出して耳で聞くから、自分の言葉になっていく感じがする。
で、「これってどんな言葉なんだろう」って気になってきたときに、カード下部の豆知識が活きてくるというね!
もちろんその言語に興味を持って深掘りして……まで行けたら素敵なことですが、強いてお勉強ゲームにしたいわけではなくて。
未知の世界と軽やかに戯れるみたいな、そういうところを目指しています。
書いてて思ったのですが、なんかめちゃくちゃ春っぽいゲームだな。春に出せて嬉しいです。
みなさんもこの春は、王様あひる(めちゃデカ)と共に、知らない言葉であいさつを交わしてみませんか!
そんな『グーテンダック』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!
4月1日(火)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!
また、4月25日(金)からは、全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓の店舗様でのご購入も、ぜひご検討ください。
さあ、大きな声で、ヤーサス! メルハバ! 目と目を合わせてダンキュウェル!
『グーテンダック』、何卒よろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!