こんにちは! ケンビルのぬんと申します!
先日、
◆バビロン 日本語版
◆ダンジョンイグジット 日本語版
について先行販売を開始いたしました。
想定を上回るたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、そのうち『バビロン 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
をザザッとご紹介していきたいと思います!
希望小売価格:7,920円(税込)
一般発売日:2025年8月29日
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:40~60分
対象年齢:8歳以上
ゲームデザイン:Olivier Grégoire
原題:Babylon
『バビロン』は、 Olivier Grégoireさん(Tiwanaku、ドリームズ、アヤ:河巡る旅など)による2024年作品です。
パブリッシャーはGeek Attitude Gamesさん。
立体的な庭園を造っていく箱庭ゲームと言うことで、昨年のエッセン開始前から評判になっていた1作。
「こんなんは出版の権利取るの大変やろな~~」と思いながらエッセン期間を迎え、『ピラミドミノ』シリーズでお馴染み、Synapses Gamesさんと打ち合わせをしていたところ、
Synapses Games「そういえば、うちが流通を担当してる良さげなゲームがあるんだよ。見てみない?」
僕「お、いいっすねー! どんなのどんなの?」
Synapses「これよこれ、バビロンっていうゲームなんだけど」
僕「バビロンっていうゲームなんだけど!?!?」
と、まさかのご縁でサンプルをゲット。
早速遊んでみると、これがまた時間を忘れるぐらい面白くて、その日のうちに出版を決めたのでした。
おもしろエピソードにも事欠かない本作!
気になる内容の方チェックしていきましょう!
まずは箱を開けてみましょうかいねと!
細かい内容物は大半がインサート内に収納され、その上から透明のフタがされているのが分かります。
これ早速『バビロン』の魅力の1つなんですけど、透明なフタを外すだけで、この箱がそのままメインボード兼サプライになるんですよ!
中央には、茶色・灰色・黒の3層構造でタイルが敷き詰められているゾーン。ここを石切り場と呼びます。
周囲には様々な柱コマや装飾コマが、種類ごとに分かれて入れられています。ここがサプライね。
個人の準備もこれまた簡単!
個人ボードと、対応する花の初期タイル(写真右上)を受け取る! 以上だ!
ボードゲームのセットアップなんて短ければ短いほどいいですからね! このお手軽さは魅力的。
さて、セットアップが整ったところで本編です。
『バビロン』は、石切り場から取ったタイルと、サプライから取ったコマ類を使って、個人ボード上に立体的な庭園を造っていくゲームです。
まずはイメージを持ってもらうために、ゲーム終了時にどんな庭園ができあがるのか、完成形を見てもらいましょうね。
か、かかか、かっけえ……!!!!
これが鑑賞のために創られたものじゃなくて、ルールや得点計算といったゲーム的規範に従っていく中で、自然と生まれる構造物であるという事実、めちゃくちゃ興奮しませんか???(上級者向けの発言)
着地点がイメージできたところでゲームの流れです。
自分の手番が来たら、石切り場からタイルを1枚選びます。
で、選んだタイルの4辺を見ましょう。隣接しているのが、
・選んだタイルと同じ層のタイル(この場合は茶色)
・選んだタイルよりも下の層のタイル(この場合は灰色や黒)
・インサートの壁や底
であれば、そういった辺1本につき、柱コマが1個もらえます。
さらにボーナスとして、タイル中央に描いてある花! これが自分の担当する花であれば、もう1個差し上げましょう。
上の画像では4辺とも条件を満たしていて、中央に描いてあるのも担当している青の花ですから、柱コマが合計5個もらえそうですね。
もらえました。
で、選んだタイル自体もそのままゲットしちゃいましょう。
裏返すと、自分の庭園を彩っていくためのフロアというか、床面になっています。
石切り場からタイルが取られると、下の層が露わになりますな。
下の層のタイルほど(描いてあるアイコンが多くて)使い勝手がよかったりするのですが、もたらされる柱コマは少なくなってしまいます。
上の画像とか1個しか取れませんからね柱コマ。石切り場が穴ぼこになってくると、利便性を取るか柱コマの個数を取るか、悩む場面も多くなってきます。
さて、取った柱コマとタイルを実際にどう使っていくのか。
建築の基本は柱だろうということで、まずは4個を2×2の形で置いてみましょう。
で、上にタイルをちょんと載せる。これが美麗な庭園建築の第一歩ってワケ!
余った1個の柱コマは、個人ボードの隅の方に保管しておきましょう。
これで手番はおしまい。
さて次の手番。
1手番目と同じように、タイルと柱コマを入手して建築を進めていくわけですが……
ここで注目したいのがタイルに描かれているアイコンな!
この『バビロン』、条件を満たすようにアイコンを上手く並べることで、対応する装飾コマがサプライから勝手に飛んでくる、という仕組みになっています。
例えばこれ! 噴水アイコン!
2つの噴水アイコンを同じ高さで隣接させて並べると……
はいドン!
噴水コマが勝手にサプライから飛んできました。獲得にも配置にも、コストは一切必要ありません。
他にも、柱としても使える彫像、隙間が空いた2枚のタイルを繋ぐ橋、高さの異なる2枚のタイルを繋ぐ階段と、個性豊かな装飾が並びます。
こんなんバンバン作りたくなっちゃうじゃん!
……と、今しれっと「高さの異なる2枚のタイルを繋ぐ階段」という話をしましたが!
装飾の他に気を配りたい要素として、庭園をどんどん上に高くしていきたいんですよ! 2階・3階・4階つって!
早速やってみましょう、実は柱コマってタイルの上に置いてもOKなので、上の画像みたいに2個並べて置いてみて、
この上にタイルを……ってアレ???
これ右側どうやって支えればいいんだ???
実はですね~~通常の柱コマを2個サプライに戻すことで、2階ぶんの高さを誇る「2段柱コマ」が1個手に入るんですねえ!
というわけでこうして、
こう! これで2階に上がれたぞ!
じゃあ3階を作るには? 4階は? と、頭を捻っていくことになります。
複雑怪奇に見える立体庭園ですが、建築ルールは意外とシンプルですよね。
タイルと柱コマを組んでいく! 上手くやると装飾が飛んでくる! 階数も上げたい! ほぼこれだけ。
これだけ、なのですが! このゲームめちゃくちゃ難しいんですよ!!!
難しさの根幹になっているのは、装飾を置いたマスには柱コマが置けないという、「そりゃそうだろ」って感じのルール。
ここに柱コマさえ置ければ3階に簡単に行けるのにさあ!
誰だよ噴水置いたの! 2手番前の俺だよ! みたいなね!
数手番先を見据えた計画性が必要になります。
さらに難しさを加速させるのが、展望台ルール!
タイルは2×2マスの柱4本で支えましょう、みたいな話をしたと思うのですが、実は柱3本でもOKってことになってるんですよ。そんなことある???
上の画像を見ていただくと、確かに黄色で囲った部分は柱コマの支えがなくて、下が空洞になっちゃってますね。
その代わり、下に柱が入っていない部分には、展望台と呼ばれる特別なコマを置かなければなりません。
要するにそのマスは塞がれて、柱コマも装飾も置けなくなっちゃうってワケ。
柱コマがさあ~~最初は「1個保管しましょう」みたいなことやってたんですけど、終盤になると足りなくなってくるわけですよ!
2段柱コマを多用しなきゃいけなくなりますし、あとゲーム開始時に配られた初期タイルね! あれもどっかのタイミングで(手番でゲットするタイルに加えて)置きたいですし。
そこに悪魔のささやき的に持ち込まれるのが、この展望台ルールなんです。
4ヶ所のうち1ヶ所は空洞にしていいなんて! 柱コマが節約できて最高~~! ってなるじゃん?
でも展望台ってめちゃくちゃ邪魔でぇ!
装飾が置けないのはもちろんのこと、「お前がそこにいるせいで階数を上げられない」みたいな場面が多すぎる!
この手のゲーム、装飾を買うのにお金が必要で、お金が終始カツカツってパターン結構ありがちですよね。
でも『バビロン』は、装飾自体は無料で飛んでくるのに、建設の要となる柱コマの個数でリソース管理させてくるんですよ。
最高じゃないですか?
そんなこんなで、全員が1回ずつ手番を行うと1ラウンドが終わります。
割愛しますがラウンドイベント的な処理を挟みつつ、プレイ人数に応じた既定ラウンドを行うとゲーム終了!
で、最終得点計算がこれまた良くてですね!
4種類の装飾は、それぞれ置かれている階数×基礎点、みたいな計算方法。
装飾置きつつ階数上げるの大変だっつってんのに! 高い階に装飾置いてあると高得点とか言うんすよこのゲーム! むずいて!
さらにさらに! 得点化できるのは、真上から一部もしくは全部が見えている装飾のみ。
タイルで完全に覆っちゃったりすると、せっかく飛んできた装飾も得点にならないわけ! そんなあ!
他にも、いくつかの得点要素が。
一番高い階数×2点とか、4種の装飾でのセットコレクション点とかまでは分かるのですが、タイルの花の種類でもセットコレクションさせますからねこのゲーム! 鬼か!
合計点が一番高いプレイヤーの勝利!
同点の場合は、真上から見える0階(個人ボード)のマスが少ない方が勝利です。おもしろタイブレークでオチまでバッチリってか!
いや~~どうですか『バビロン』!
得点行動を突き詰めていくと、最高の立体庭園が出来上がっていくという美しさ!
装飾にも階数にも柱コマの個数にも気を配らせる厳しさ!
他のゲームでは代替できない良さをあまりにも持ち過ぎていて、少しでも気になる方はもう絶対触っていただきたいです。
映えゲームであり、でも映えだけのゲームではないってこと、バッチバチに分かっていただけると思います!
そんな『バビロン 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!
7月30日(水)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!
ケンビル通販サイトでは、3,300円を超えるケンビル出版タイトルを1点でも含むご注文は、送料無料となります!
今回先行販売の『バビロン』『ダンジョンイグジット』ももちろん対象!
気になっていたタイトルとの併せ買いのも、ぜひご活用ください!
お盆を挟みまして8月29日(金)には、全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓のショップ様でのご購入もぜひご検討くださいね。
さあ、組み上げてぶち上がれ!
『バビロン 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!






























