記念タイトルが ついに復刻! 目論み外れりゃ 不意に吹っ飛ぶ!『エスノス 第2版 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、

◆エスノス 第2版 日本語版
◆カスカディア・ジュニア 日本語版

について先行販売を開始いたしました。

想定を上回るたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そのうち『エスノス 第2版 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
・第1版とどんなところが変わったのか

をザザッとご紹介していきたいと思います!

 

エスノス 第2版 日本語版
希望小売価格:6,600円(税込)
一般発売日:2025年10月10日

プレイ人数:1~6人
プレイ時間:45分
対象年齢:14歳以上

ゲームデザイン:Paolo Mori
原題:Ethnos: 2nd Edition

「エスノス 日本語版」先行販売ページ

 


 

ケンビルが日本語版リリースを始めたのが2019年なのですが、その頃から弊社を知っていただいている方にとっては、かなりのインパクトがあるニュースだと思います!

みんな!!! 『エスノス』が帰ってきたぞ!!!

 

 

というのもこの『エスノス』、実はケンビルが日本語版をリリースした最初のボードゲームなんです。正真正銘第1弾です。

初刷をじっくり売り切り、高い評価を得ながらも絶版となってしまった中量級ゲームなのですが……

このたびアートワークを一新して第2版が出るという朗報が!

急ピッチで契約を進め、ようやくご紹介できることになったのが本作です!

 

 

というわけで、初版と第2版を並べてみたよ!

コッテコテのファンタジー調だった初版から、和風の動物テーマへとアップデート。箱サイズもひと回り小さくなりました。

では中身の方はどうなっているのか! 気になる内容をチェックしていきましょう!

 


 

まずはメインボード

真ん中にドカンと描かれたるは「エスノス」の地(地名なんですね)、6つの地域に分かれているのが見て取れるかと思います。

 

 

各地域には名声トークンが3枚ずつ置かれ、数字の大きいものほど右に来るように並べ替えます。

 

 

 

そして、このゲームのメインどころとなる協力者カード

全部で12種類の動物=氏族が収録されています。しかし、各ゲームで使うのはそのうち6氏族のみ!

 

 

ということで、ランダムな6氏族ぶんのカードをぐわっと混ぜて、裏向きのデッキを作りましょう。

 

 

 

あとは、各プレイヤーが自分の色の支配マーカーをじゃらじゃら受け取れば準備完了。

n個重ねたらn重の塔になるのかわいい。

 

 

 

ちなみに2~3人プレイ時には、各地域の名声トークンが2枚に減ったり、氏族を5種類しか使わなかったりします。

ルールブックをご確認くださいね。

 


 

『エスノス』は全部で3つのラウンド=時代から成るぞ!(2~3人プレイ時は2時代のみ)

 

まずは時代の準備として、

 

・各プレイヤーが手札を1枚引き、

 

 

・人数×2枚のカードをディスプレイとして公開し、

 

 

残りのデッキの下半分にドラゴンカード3枚を裏向きで混ぜ込みます。

デッキを半分めくり終わると、ドラゴンカードが出てき始めるってことね。

 

 

 

手番でやることは簡単! ①カードを取るか、②カードを出すかのどちらかだ!

 

 

①カードを取る場合は、ディスプレイもしくはデッキの一番上から1枚を取って手札に加えましょう。これで手番はおしまい。

 

 

どのカードを取ったっていいんですが、ここで注目したいのが、カードが持つ2つの要素

1つは言わずもがな、「氏族」ですね。真ん中にイラストで描かれている他、左上のアイコンでも識別できます。

 

 

そしてもう1つ、左端には縦のラインで「色」が示されています。この色、エスノスの6つの地域のうち1地域に対応しているんですね。

 

 

カードを取るときには、手札の「氏族」か「色」が揃うように取っていくといい感じです。

 

 

 

もうひとつ大事ポイント!

ディスプレイからカードを取った場合は、デッキから1枚補充……したりはせず、減らしたままゲームが続行します

これ後からめちゃくちゃ効いてくるので、覚えておいてくださいね。

 

 

 

 

何手番か①を繰り返し、手札が万全整ったならば、手番で ②カードを出す を選択だ!

具体的には、手札からパーティーを1つ編成します。

パーティーとは! すべて同じ氏族同じ色のカードで揃えたセットのことだ!

 

 

自分の手元にドンと出しまして、パーティーのリーダーにしたいカードを一番手前にしておきましょう。

すると、良いことが3つ起こります!

 

 

その1! 時代終了時に点数がもらえる!

パーティーは自分の手元に残り続け、時代終了時に点数をもたらします!

カードがたくさん含まれるパーティーほど高得点! でっかいパーティー作りたーい!

 

 

その2! 地域に支配マーカーを置ける!

リーダーの色に対応した地域に、自分の支配マーカーを置くことができるぞ。

 

 

ただーし! 置くことができるのは、今回出したパーティーのカード枚数が、その地域にある自分のマーカー数よりも多い場合のみ!

すでに自分のマーカーがなんぼかある場所には、より大きなパーティーで行かないと、マーカーを置けないんだね! でっかいパーティー作りたーい!

 

 

その3! 氏族能力が使える!

最後に、リーダーの氏族能力を使えるぞ!

 

 

実は、各支族は個性豊かな能力をあれこれ持っています。

カードを補充できる氏族に、支配マーカーが置きやすい氏族、中には専用の内容物を使う氏族まで!

12氏族のうちどの6氏族を採用するかで、プレイ感もガラッと変わるってわけ!

 

 

 

というわけで、リーダーめっちゃ責任重大です。

パーティーごとに氏族か色は揃ってるはずなのですが、揃っていない方の要素は、リーダーのものを採用するみたいなイメージになりますな。

 

 

 

さて、パーティーを作ったら一件落着……とは行かず!

もしこの時点で手札が残っていれば(つまりパーティーに組み込めなかったカードがあれば)、すべて捨てなければなりません

ところがこのゲーム、捨て札置き場って概念がありません。

じゃあどこに捨てるかって?

 

 

ディスプレイに捨てるんですよ!!

 

 

そう! ①カードを取る のときに「補充されません」と説明したあのディスプレイには!!

パーティー編成からあぶれたものが落ちるという方法でのみ、カードが補充されるんですよ!!

余分なカードを取ってしまうと、次の手番プレイヤーの選択肢を増やしてしまうんですね。

 

 

このルールがめちゃくちゃ良くて、様々なジレンマを生みます。

ある程度手札揃ってきたけど、もっとでっかいパーティー作りたーい!

→ デッキトップから引いてみようか

→ いやでもこれ以上余分なカードを増やすと、ディスプレイにばら撒く選択肢が増えちゃう!

→ いやでも、あと1枚あれば、あそこに支配マーカー置けるんよなあ

→いやでも……

と堂々巡り。

ディスプレイなんて良いものから順に枯れちゃいますから、みんな誰かが何かを落とすのを、ハイエナのように待ち構えることになります。

 

 

 

これをさらに盛り上げるのが、時代終了の方法!

皆さん覚えていますか! デッキの下半分に仕込んだ3枚のドラゴンカードを

 

 

デッキがどんどん薄くなっていき、3枚目のドラゴンカードがめくられた瞬間、その瞬間に時代が終わります

あまった手札は何の得点にもなりません。次の時代に持ち越しもできず、即座に捨てられます。

き、厳しい~~!! 最高~~!!

 

 

 

時代終了時には、メインボードのエリアマジョリティと、自分の各パーティーの大きさから点数が入ります。

 

 

エリアマジョリティ部分は、時代が進むほど、より多くの人数がより高い点数を取れる仕組み。

支配マーカーは時代を超えてもリセットされないので、長期的なプランを持って動くのも大切。

そしてそのプランを粉々にする突然のドラゴンよな! 許せない!

 

 

 

得点計算を終えたら、自分のパーティーはすべて解散

すべてのカードをリシャッフルして、また下半分にドラゴンを仕込み……と、同じ要領で次の時代へと進んでいきます。

3時代目が終わるとゲーム終了! 3つの時代で得た合計点数が高いプレイヤーの勝利です!

 


 

いや~~どうですか『エスノス』!

カードを引く or 出すだけというシンプルな選択肢に、ディスプレイへの放出カウントダウンドラゴンという優秀なおもしろシステムを絡めた、中量級ゲームの傑作です。

1~2枚目のドラゴンがめくられたときの、「これはもう利確に行くべきか??? それともまだ粘る???」というドキドキハラハラ感、他ではなかなか味わえません。

 

初版の日本語版をリリースしてからずっと大好きなこのゲーム!

皆さんもぜひ『エスノス』の地で、心拍数をぶち上げてみませんか!

 


 

補足情報!

初版との変更点を2点と、追加要素を1点ご紹介させてください!

 

 

変更点その1! 先述のとおりアートワークが変更になりました!

初版はゴリッゴリのファンタジーモチーフ故、なんかバッチバチに戦闘するミニチュアゲームなのでは、みたいな印象を持たれることも少なくありませんでした。

「ドラゴン出るな! ドラゴン出るな!」と言いながらカードをめくって阿鼻叫喚するゲームなのに!

2版は和風動物モチーフとなり、ポップさ◎です。

 

 

変更点その2! 氏族が1つクビになり、1つ新録されました!

世の無常すぎる。

初版をお持ちの方は、どの氏族がどうなったのか、見比べてみるのも面白いかもしれません。

 

 

追加要素! ソロルールが新録です!

強敵「ブルーノ族長」を相手に1人プレイも楽しめちゃいます! ソロ派の方も是非!

 


 

そんな『エスノス 第2版 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!

9月16日(火)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!

 

ケンビル通販サイトでは、3,300円を超えるケンビル出版タイトルを1点でも含むご注文は、送料無料となります!

今回先行販売の『エスノス 第2版』『カスカディア・ジュニア』ももちろん対象!

気になっていたタイトルとの併せ買いのも、ぜひご活用ください!

「エスノス 日本語版」先行販売ページ

 

 

 

10月10日(金)には、全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。

ご贔屓のショップ様でのご購入もぜひご検討くださいね。

 

 

 

さあ、共に帰ろうエスノスの地へ!

『エスノス 第2版 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!