こんにちは！ ケンビルです！
先日、
◆ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版
◆カスカディア 日本語版
既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、そのうち『ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい！ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
について、さっくりふわっとご紹介していきたいと思います！
ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。
ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版
希望小売価格：5,280円（税込）
一般発売日：2022年 4月27日
プレイ人数：3～6人
対象年齢：14歳以上
プレイ時間：60分
ゲームデザイン：Sérgio Halaban, André Zatz
原題：Sheriff of Nottingham: 2nd Edition
『ノッティンガムのシェリフ』は、絶版パーティゲーム『手荷物検査』のリメイク作品です。
手荷物検査（2006）
その楽しさから高い人気を誇っているものの、ゲームバランスに難ありと評される『手荷物検査』。
そこに調整が入ったリメイク作が『ノッティンガムのシェリフ』であり、そこからさらに基本ルールのアップデートや拡張の新収録、プレイ人数幅増などの要素を突っ込んだのが、今回の『ノッティンガムのシェリフ 第２版』ということになります。
世界最大のボードゲーム情報サイト Board Game Geekの得点レート（ユーザーが10点満点でゲームを評価した平均値）を見ても、ゲームとしての右肩上がりっぷりが感じられるのではないでしょうか。
手荷物検査：6.4 → シェリフ1版：7.1 → シェリフ2版：7.5
BGGレートがなんぼのもんじゃいという話もあり、僕も全幅の信頼を置いている指標ではありませんが、参考までにということで…
そんな「ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版」、一体どんなゲームなのか、さっそく見ていきましょう。
「そもそもノッティンガムのシェリフってなんやねん」ってところから入るのですが、ロビン・フッドのお話に登場するキャラクターなんですね。
ロビン一行を捕まえようとする、狡くて意地汚くて悪いやつ、って感じ。
そのシェリフが、町の市場へと繋がる門のところに立っていますよと。
で、プレイヤーたちは商人になります。
商人は自分たちの売り物を市場へと持ち込むわけですが、そこに本来は認可されていない禁制品を紛れ込ませることができれば、大儲けも夢じゃない。
シェリフをあの手この手で説き伏せて、希望の商品を市場に持ち込み財をなそう！ というのが本作の筋書きです。ちょっとなんかもう嫌な予感してきましたね。
ではゲームの流れ。
ラウンドごとに、プレイヤーのうち1人が意地悪なシェリフ役を担当します。
強そうなシェリフスタンド。
他の各プレイヤーは商人役です。
商人の手札には様々な商品カードが。
カードの上部には金枠の数字。これが市場に持ち込むことができたときの儲けということになります。
商品には青枠の認可品と赤枠の禁制品がありますが、禁制品の方が儲けが大きくなっている点を要チェキです。
ラウンド開始時には、商人たちが自分の手札の調整を行います。
表向きに望む枚数を捨てて、同じ枚数をドロー。
続いて、各商人は手札から1～5枚の商品を選び、自分のカバンの中に詰め込みます。
これ比喩でもなんでもなくて、本当に自分専用の布製のカバンがあるんですね。かわいい。
今回は例として、リンゴ2枚とパン1枚、そして本当は禁止されている絹織物2枚をカバンに入れてみましょう。
シェリフや他の商人に見られないようにこっそりやるのよ。
カバンに商品を詰めたところで、商人はシェリフに自分のカバンの中身を口頭で申告します。
このとき、
・枚数は正確に申告すること
・認可品1種類のみを申告すること（嘘はついてもOK）
というルールがあるんだね。
よって、先程の例のプレイヤーは
「リンゴ5枚です（大嘘）」
みたいな申告をすることになります。なんてゲームだ。
各商人の申告を聞いたら、こっからはシェリフの出番。
商人1人1人をしっかりと訝しみます。
シェリフ「お前さっきリンゴ5枚つったよなあ？？？」
商人「はい、言いました……（小声）」
シェリフ「ホンマかあ？？？？」
商人「ホ、ホンマです……（小声）」
シェリフは各商人について、そのカバンを開けて検査をするか、それとも開けずに見逃すかを決めます。
シェリフにカバンを開けられてしまったとすると……
申告上はリンゴ5枚ということになっていた、リンゴ2枚とパン1枚と絹織物1枚が露わになります。
このうちリンゴ2枚分については正しい申告がなされていたことになりますので、ちゃんと市場に持ち込むことができ、商人の個人ボードのリンゴ置き場へと配置されます。よかったね。
残りの3枚はすべて没収！
捨て札置き場に置かれてしまうわけですが、その各カードに示されたペナルティの合計金額を、シェリフにコインで支払わなければなりません。10金……
禁制品は持ち込めたときの儲けも大きいですが、嘘が露見したときのペナルティも大きいんだな。ハイリスクハイリターン！
一方、商人がカバンを開けずに見逃してくれた場合は、カバンの中身はすべて商人の個人ボードへ。
ここで禁制品（種類は非公開のまま個人ボード上部に配置）が出てきたりすると、シェリフさん的には「おいこの嘘つき野郎」という話になります。楽しい。
ということで、カバンを開けられたくない商人諸君は、シェリフに賄賂を贈ることになります。
このゲーム、ほとんどどんなものでも賄賂の対象とできるのが特徴です。
・自分の持つコイン
・自分の個人ボード上にある商品（禁制品も可）
・いま自分のカバンの中に入っている商品（このカバンの中に入っているリンゴをすべてあげよう。リンゴ1枚も入ってないかも知れないけど…）
・将来の約束（次に私がシェリフになったとき、あなたのカバンを検査しないと誓うわ。ラウンドをまたいだ約束に拘束力はないけど…）
また、「20金払うから、俺を見逃してアイツを絶対検査してくれ」といった感じで、賄賂と絡めて条件を提示することもできます。ヤバいゲームじゃん。
将来の約束は、そのラウンド中のもの（今回アイツを絶対検査してくれ）であれば拘束力を持ちますが、ラウンドをまたぐもの（次に私がシェリフになったときに便宜を図るわ）は拘束力を持ちません。
画像は英語版でプレイした際のもの
というわけで、手練手管を駆使してシェリフに「見逃してやる」と言わせてみたり、シェリフはシェリフでその辺すべて無視してカバンを無理やり開けて商人の絶叫を聞いたり、とそんな雰囲気です。
こんなの絶対おもしろいのよ。
一方、シェリフがカバンを開けて検査する行為にも、実はリスクがあります。
そう、商人が正直者で、自分のカバンの中身を正しく申告していた場合です。
本当にリンゴ5枚でした。
この場合、すべての商品が市場へと持ち込まれ、それらに示されたペナルティをシェリフが商人に支払うことになります。
商人は、あえて雑な賄賂や適当な交渉を吹っかけて、シェリフにカバンを開けさせるよう仕向けることで、安全に小銭稼ぎをする、というトリッキーなプレイングも可能です。
シェリフがすべての商人について、カバンを開けるないし見逃すの処理を終えたらラウンド終了。
各商人は手札を補充。シェリフ役が時計回りに次のプレイヤーへと回って、ネクストラウンドへGOです。
全員が規定回数ずつシェリフ役を担当したらゲーム終了！
自分の持ち込めた商品の儲けと手持ちのコインの金額が基本の勝利点となるわけですが、そこにさらに王と女王のボーナスが付与されます。
4種類の認可品についてのいわゆるマジョリティ対決ですね。
リンゴを一番多く持っている人は20点、2位の人は10点、的な。
これらを足し合わせて、合計点が最も高いプレイヤーの勝利です！
いや～～～どうですか『ノッティンガムのシェリフ』！
ブラフと交渉に満ちた最高のパーティゲーム。
こういうの好きなんでたまんないです。
ブラフも交渉も行き当たりばったりに見えるかも知れませんが、
・ラウンド頭の手札入れ替え時に各商人が捨てたカード（あいつリンゴ捨ててるのにリンゴって言ってね？）
・個人ボード上の各認可品の枚数（あの人リンゴ欲しそうだなマジョリティ的に）
・コインや禁制品の稼ぎっぷり（だいぶ稼いでるし硬い手打ってきてそうだな…）
など、見えている情報は意外と多いです。
画像は英語版でプレイした際のもの
が、最終的にはそこまでみっちりやっていくタイプのゲームではなくて、
・ブラフという名の無謀な賭け
・交渉という名の上から目線土下座
・シェリフ役になったときのぞんざいな態度
・シェリフ役にだけ敬語を使う商人たちの浅ましさ
などなど、ザッとした部分をザッと楽しんで盛り上がるぐらいがちょうどいいよね、ってノリのパーティ感です。
皆さん性格悪いゲーム好きですよね？？？ 是非遊んでください。
と、ここまで説明したのが基本ルール。
この第2版には、ゲームをさらに楽しむための様々な拡張や追加要素が収録されています。
①6人プレイ！
第1版の基本セットでは5人までだったプレイ人数。
6人でプレイするためには別売りの拡張セットが必要だったわけですが、第2版では6人プレイにデフォルトで対応しています。嬉しいですね。
いたずらにプレイ人数を増やしたわけではなく、ラウンドごとに2人がシェリフになるという凝った調整っぷりで、海外では6人プレイが好んで遊ばれている様子。
2人で仲良く疑ったり見逃したりしましょう。
②高級品拡張！
新たな商品である高級品が登場。
基本的には禁制品と同様に扱うのですが、ゲーム終了時のマジョリティボーナス計算時には、示されている認可品2枚または3枚分としてカウントできるという優れものです。
上手く市場に持ち込んで、一気に逆転だ！
③闇市拡張！
第2版で初収録。
特定の禁制品を3枚集めることで、さらに高い得点をもたらしてくれる闇市カードへと交換できる、というもの。怪しすぎる。
禁制品が相対的に強化され、ブラフと交渉がさらにアツい感じになること請け合いです。
その他
④検査に時間制限を設ける
⑤カウンティング防止のためにカードを何枚か抜く
⑥手札の枚数を増やしシェリフ役の難易度を上げる
といったヴァリアントルールも紹介されており、卓のニーズに合った様々なプレイ方法が楽しめます。
完全無欠の第2版！ これを見逃す手はないぜ！
そんな『ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中！
3月27日（日）までのご予約で、一般発売より早めにゲットできちゃいます！（4月6日頃発送予定）
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代わりに、2,200円以上のケンビル製品（予約商品も可）を1点でも含むご注文は送料無料（北海道・東北も含む）となっています！ なんそれ！
今回の『ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版』、『カスカディア 日本語版』ももちろん送料無料の対象！ 全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです！
※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。
『ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版』は、4月27日（水）より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓のショップ様でのご購入も、是非ご検討いただければと思います。
さあ、見せてよあなたの悪い顔！
「ノッティンガムのシェリフ 第2版 日本語版」、何卒よろしくお願い致します！
最後までお読みいただき、ありがとうございました！