ゴールテープはまだ遠く12! 残す? 攻めるか? ああ、もう夢中に!『リビング・フォレスト 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、

◆リビング・フォレスト 日本語版
◆美徳 日本語版

について予約受付を開始いたしました。

既にどちらもたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます!

 

本日は、その中でも『リビング・フォレスト 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか

について、ざっくりご紹介していきたいと思います!

ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。

 

リビング・フォレスト 日本語版
希望小売価格:6,930円(税込)
一般発売日:2022年 9月 2日

プレイ人数:2~4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:40分

ゲームデザイン:Aske Christiansen
原題:Living Forest

「リビング・フォレスト 日本語版」予約ページ

 


 

『リビング・フォレスト』(原題:Living Forest)は、Aske Christiansen氏のデビュー作。

オリジナルパブリッシャーは、ケンビルとは初めてのお付き合いとなるLudonaute社です。

 

アジア流通担当であるCMON社から、「こんなのあるんだけど日本語版出さない?」と打診を受けたのが去年の秋ごろ。

「ほーん。デザイナーもデビュー作だし、前評判も全然聞かないしどうだろうな~~とりあえず遊んでみるか~~」

 

~1時間後~

「なんやこれ……本気でファミリーゲームの覇権取りに来てんじゃん……絶対出さなきゃダメなやつだ……」

というわけですんなり契約!

 

 

とにかく中身は最高なのですが、如何せん知名度がない。

これは知ってもらう工夫が必要だな~~と思っていた矢先、

 

・フランス年間ゲーム大賞アスドール 中量級ゲーム部門ノミネート→大賞受賞

ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート→大賞受賞

 

と、急に道場破りみたいなことをし始めてめちゃくちゃビックリしました。なんなんだ君は。

なるほどこのゲームのポテンシャルを信じてみてよかったなと、自信に繋がった1作です。

 

とは言え賞はあくまで賞!

ゲームの面白さを知ってもらうきっかけを少しでも増やしていくのが、僕たちのお仕事!

その気になるゲーム内容、しっかりとチェックしていきましょう!

 


 

まずはストーリー。

プレイヤー達は森の精霊になるということで、同時発売の『美徳』とまさかの設定かぶりです。

2タイトルとも、制作サイドが「スタジオジブリ」リスペクトを公言していて、海外でも高く評価されているんだなあと実感します。

 

で、聖なる森に鬼火っていう悪者が攻めてきたのさ。

めっちゃ火とか噴いてくんの。やめて~~~

というわけで、精霊たちは協力して森を守る……のではなく、「森を守るのに最も貢献したで賞」をもらうため、それぞれ独自の方法で森を守っていくことになります。それどころじゃないのでは???

 


 

さて『リビング・フォレスト』は、「バーストしちゃいそう! まだ攻めようかな……それともここらでしゃがんでおこうかな……」的な、『インカの黄金』や『クアックサルバー』のようなスピリットを持ったゲームです。

定訳はありませんが、Push Your Luckというジャンル名が付いています。

 

ラウンドが始まると、全員同時に、自分のデッキからカードをどんどんめくっていきます。

好きなだけめくって、好きなタイミングでめくるのをやめてOK。

 

まずは1枚。かわいい(?)サルが描かれていますね。

左部分に「1 太陽アイコン」と示されていますが、このアイコンをたくさん集めることで、より強力なアクションをやっていきましょうというのが基本スタンス。

 

まだまだめくっていきましょう~~アイコンがマイナスになっているカードもあるんですね。

ここまでで、太陽アイコンが差し引き1個、葉っぱアイコンが2個、ぐるぐるアイコンが1個集まりました。

 

で、次のカードをどん!

お! 太陽が一気に3個も増えた! これは強いカードだ~~

 

…となんだこのアイコン?

 

 

さっきからめくっているカードたちは、精霊を助けてくれる守護獣という設定。

守護獣の中には強い力を持つ代わりに、孤立を好むヤツもいたりするんですね。

 

先程の黒いアイコンは、「この守護獣は孤立を好みますよ~~」のしるし。

その名も「孤立アイコン」です。そのままやないかい。

 

 

孤立アイコン持ちが2枚めくれたら、少し慎重になりましょう。

後ほど、集めたアイコンを使ってアクション2つを行うのですが……

 

3つ目の孤立アイコンがめくれた時点でドローはストップ! 後で実行できるアクションが1つに減ってしまいます! バーストだー!

 

 

というわけで、強いアクションはやりたい! でもアクション数が減らされてしまうかも! という分かりやすいジレンマがまずイケイケです。

全員同時処理なので、ダウンタイムが相対的に短いのもええですね。

 


 

全員が引くのをやめるなりバーストするなりしたら、手番順でアクションを行っていきます。

バーストしていなければ異なるアクション2つを、バーストしていれば1つだけを実行しましょう。

 

 

アイコンごとのアクションをザッとご紹介だ~~

 

まずは太陽! より強力な守護獣カードを自分のデッキに加えよう!

 

集めた太陽アイコンの個数を参照し、共通の場からカードを買っていく。1アクションで何枚買ってもOK。

 

スタンダードなデッキ構築っぽい動きをしていくのですが、買ったカードはデッキトップに置かれます。

絶対次のラウンドで引けるのがハッピー!

 

強いカードの中には、「孤立アイコン」1個を打ち消してくれる「群れアイコン」を持つものも!

クールなアイツを無理やり友達にしちゃうんでしょうか。ちょっと怖いな。

 

 

 

次! 水!

テーブル中央にあるこいつを精霊の環ボードと呼びます。

 

そのさらに中央を見てみると、鬼火が放った炎が! これは消さなきゃヤバいっしょ!

 

というわけで、集めた水アイコンを参照して消火活動です。

これも1アクションで何枚炎を消してもOK。

 

 

 

続いてぐるぐる

今度は精霊の環ボードの外周を回っていきます。ぐるぐるアイコンの個数に等しいマス数を、時計回りに進みましょう。

 

止まった先に示されたアクションが実行できる他、他プレイヤーの駒を飛び越えることで、その人の持っている要素タイル1枚を奪えます。

これの使い方は後ほど……

 

 

 

葉っぱ!

共通のディスプレイから護りの木タイルを買い……

 

自分の個人ボードに植えます。

これは1アクションにつき1枚しか購入できないから注意だ。

 

護りの木タイルは、示されているアイコンを毎ラウンドもたらしてくれる優れもの! 強アクションのためには不可欠だ!

 

他にも植え方によってボーナスがあったりして、どう広げていくか悩ましいです。

 

 

 

最後! 花!

……には、実は直接対応しているアクションがありません

これも使い方は後ほどということで。

 

 

 

全員がこういったアクションを2つないし1つ行ったら、1ラウンドがおしまい!

条件によって、プレイヤーのデッキに「孤立アイコンだけ」を持つお邪魔カードが入ったり(マジで嫌だ)、精霊の環の中央に炎が補充されたりします。

 

このラウンドでめくったカードを自分の捨て札置き場に置いて、さあレッツネクストラウンド!

というのが一連の流れ。

 


 

さて、ここまでの流れをどんどん繰り返していくだけのお手軽ラウンド進行なのですが、ではゲームは一体いつ終わるのでしょうか。

実はこの『リビング・フォレスト』、レースゲーム的な趣になっていて、全員がそのラウンドでのアクションを終えた時点で、3種類の勝利条件のうち1つ以上を満たしているプレイヤーがいれば、即座にゲームが終了します。

 

護りの木タイル12種類以上植えている

 

12個以上消している

 

花アイコンを1ラウンドに12個以上集めている

 

条件を満たしたプレイヤーが1人だけならその人の勝ち

2人以上いれば、3つの要素の合計個数でタイブレークです!

 

 

これがね~~いいのよ!

3種類の勝利条件とにかくどれかを12個集めればOKという単純明快さ!

誰が何を何個持っているかは全員に見えているものだから、終盤の誰が抜けるかもう1ラウンドあるのか感が超アツいです。

「アイツが上がりそうだ~~!!」と多少無理して強アクションを狙いに行った結果、バーストするまでがお約束。

 

 

ちなみに、ぐるぐるアイコンのところで奪い合っていた要素タイル。

これは、ゲーム開始時に護りの木、炎、花が描かれたものを1枚ずつ持っておき、それぞれの勝利条件で1個ぶんとしてカウントしていいですよ、という代物だ。

「アイツが炎で上がりそうだ~~!!」となったら、ソイツを飛び越えて炎の要素タイルを奪っちゃえばいいわけです。バッチバチやんけ!

 

 

バーストするの!? しないの!? というドキドキワクワクを中心に据えながら、デッキと個人ボードの2サイドからアイコンのブーストを図っていき、どのルートで勝ちに行くのかを決め、多少バチバチもしつつ、終盤のデッドヒートで大盛りあがり!

と、ここまでを公称40分というプレイ時間にギュッと詰め込んだ、最高のファミリーゲームです。

 

ドイツ年間ゲーム大賞ではエキスパート部門(ちょっと難しいゲームに与えられる賞)を受賞していますが、複雑な印象はなく、ワイワイ楽しめるポップなつくり。

新定番来たなって感じです。是非あなたのゲーム棚に加えてあげてください!

 


 

そんな『リビング・フォレスト 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!

8月15日(月)までのご予約で、一般発売より早めにゲットできちゃいます!(8月19日頃発送予定)

 

さらに、パブリッシャーよりまとまった部数のプロモカードをいただきましたので、予約ぶん限定でお付けしようということになっています。

ルール自体は付属しませんが、日本語ルールを記載したwebページに飛ぶQRコードが同梱です。

 

また、ケンビル公式通販サイトでは、2,200円以上のケンビル出版製品(予約商品も可)を1点でも含むご注文は送料無料(北海道・東北も含む)となっています! なんそれ!

『リビング・フォレスト 日本語版』も『美徳 日本語版』ももちろん送料無料の対象!

全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!

 

「リビング・フォレスト 日本語版」予約ページ

※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。

※ご予約商品を含むご注文に関しては、日時指定を承ることができません。モールの仕様上入力は可能ですが、ご注文処理時には反映されません。あらかじめご了承下さい。

 

 

『リビング・フォレスト 日本語版』『美徳 日本語版』は、9月2日(金)より、全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。

ご贔屓のショップ様でのご購入も、是非ご検討いただければと思います。

 

 

 

さあ、森の中に昔から住んでる!

『リビング・フォレスト 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!