キュートなネコちゃん スパイス騒ぎ! 新録ルールは 上手い繋がり! 『スイート&スパイシー 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、

◆スイート&スパイシー 日本語版
◆西フランク王国の子爵 拡張:黄金の門 日本語版
◆西フランク王国の子爵 拡張:鍵の番人 日本語版
◆カスカディア 日本語版(再販)


について予約受付を開始いたしました。

既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そのうち『スイート&スパイシー 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
・『スパイシー』とどこが違うのか

について、どーんとご紹介していきたいと思います!

ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。

 

スイート&スパイシー 日本語版
希望小売価格:2,200円(税込)
一般発売日:2023年3月10日

プレイ人数:2~6人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:15分

ゲームデザイン:Zoltán Győri
原題:Sweet & Spicy

「スイート&スパイシー 日本語版」予約ページ

 


 

 

『スイート&スパイシー』は、ご好評いただいております『スパイシー』のリメイク作です。

 

『スパイシー』と言えば、おどろおどろしい猫のイラストが印象的でしたが…

 

『スイート&スパイシー』では雰囲気がガラッと変わり、ネコちゃん!!!!!という感じになりました。

お手に取りやすくなった方も多いのではないでしょうか。

 

 

ルールというか収録内容にも変更があり、

・『スパイシー』に収録されていたヴァリアントルールカードが未収録

・代わりに、『スパイシー』にはなかった「両方なんでもルール」を新ルールとして採用

といった感じになっています。

『スパイシー』を買っても『スイート&スパイシー』を買っても、それぞれにしか入っていない遊び方があるっちゅうこっちゃね。

 

 

「ネコちゃんに惹かれてきました! 『スパイシー』未プレイです!」と言う方もいらっしゃるかと思いますので、改めてルール全体をご紹介しつつ、終盤で新ルールについて触れる感じにしようかと思います。

よろしくお付き合いください。

 


 


皆さんはトランプの『ダウト』というゲームを遊んだことがあるでしょうか。

そう、「1!」「2!」「3!」と数字を宣言しながら、場に裏向きでカードを1枚ずつ出していく、あの『ダウト』です。

他のプレイヤーが出したカードが宣言の数字と異なると思うなら、「ダウト!」と叫んでその真偽を確かめる、あの『ダウト』。

 

『スイート&スパイシー』は、『ダウト』にとても良く似たゲームです。

『ダウト』のルールを知っているならば、インストは7割方終わったものと考えてもらってよいかと思います(そうか?)。

 


ゲーム開始時には手札が6枚あり、『ダウト』のように宣言をしながら手札のカードを出していく。

嘘をついたり見破ったりしながら、基本的には手札のカードをすべて出し切ることを目指す。

今んとこほぼまんま『ダウト』ですね。

 

しかーし! 侮るなかれ!

『スイート&スパイシー』がすごいのは、ダウト』にほんの少しのスパイスを加えただけで、一晩余裕で越せちゃう最高の小箱ゲームを完成させた点にあるのだ!

 

 


その秘密はカードにあり!

キュートなネコちゃんが彩るカードたち、表面を見てみると…

 


こっちにもキュートなネコちゃん!
1~10の数字に加えて、トウガラシレモンコショウという3種類のスパイスのうち1種類が描かれてるのよ!

 

そう! 「スパイシー」は!

数字だけではなく、「数字」「スパイスの種類」という軸の情報を用いてブラフを張っていく『ダウト』なのです!(どーん)

 


 

気を取り直してゲームの流れ。

 

 


手番が来たら、手札からカードを1枚、裏向きで場に出しましょう。

この際、そのカードに関する宣言をします。

 

 


【出したのが場の1枚目のカードの場合】

1~3のいずれかの数字と、任意のスパイス名1つ(トウガラシかレモンかコショウ)を宣言します。

「3のコショウ!」つってね。

カードは裏向きで出すわけですが、このカードの内容どおりの宣言をしてもいいですし、もちろん嘘をついても構いません

 

 


【出したのが場の2枚目以降のカードの場合】

直前の宣言より大きい数字同じスパイス名を宣言します。

「3のコショウ!」に対して「5のコショウ!」つってね。もちろん嘘でもOK。

例外として、数字の10が宣言された後は、引き続き同じスパイス名で1~3のいずれかの数字を宣言します。

 

こうして手札を減らしていくわけですが、都合の良い数字やスパイスのカードがなければ、ちょいちょい嘘をつくことになってしまうのがご想像いただけるかと思います。

 

 


あるいは、カード1枚を出す代わりにパスもOK。

パスをする場合は、山札から1枚引いて手札に加えたらターンエンドです。

 


 


さて、ゲームを続けていくうちに、「あれ、アイツの今の宣言ウソじゃね?」と勘付いてしまうことがあるかと思います。

そんなときは、自分の手番ではなかったとしても、場のカードの上に手をバーンと置いてチャレンジをしましょう。

「お前ウソついてるだろー!」ってな具合に。

 

このチャレンジの方法こそが『スイート&スパイシー』の肝。

『ダウト』では出されたカードの数字しか参照しないので、「ダウト!」と言う=「その数字ウソやろー!」とチャレンジすることを指しました。

 

 


しかし、『スイート&スパイシー』では「数字」「スパイスの種類」という2軸があります。

そう、チャレンジするプレイヤーは「その数字ウソやろー!」と「そのスパイス名ウソやろ―!」のうちどちらかしか言うことができないのです。

 

「5のコショウ!」という宣言に対して、「5じゃないやろー!」と言うか、「コショウじゃないやろー!」と言うか、選択しなきゃいけないんですね。

 

 

 

んで判定。

チャレンジの内容が正しいものであれば(実際にウソであれば)、場にそれまで出ているすべてのカードを勝利点としてゲットできちゃいます。

ウソをついていた側は、ペナルティとして山札からカード2枚を引いて手札に加える。

 


A「5のコショウ!」

B「コショウじゃないやろー!」

A「ごめんコショウはウソやったわ……5のレモンなのよ……」

B「やったぜ!勝利点ゲット!」

A「悔しい……2枚ドロー……」

 

こんな感じ。

 

 

反対に、チャレンジの内容が誤っていれば、カードを出したプレイヤーが勝利点をゲットし、チャレンジした側がカードを2枚引くことになります。

この際注意したいのが、「数字」と「スパイスの種類」のうち、チャレンジした方の要素しか見ない、という点です。

チャレンジされなかった要素については、真っ赤なウソでも構わないのです。

 


A「5のレモン!」

B「レモンじゃないやろー!」

A「やーいレモンですー! ほら、10のレモン! 勝利点ゲットー!」

B「くっ…! 5の方はウソだったクセに…! 悔しい……2枚ドロー……」

 

こんな感じ。

 

 


自分の手札のカードをすべて出し切ると「トロフィーカード」をゲット。これも勝利点です。

山札から新たに手札6枚を引き、他プレイヤーの手札はそのままで、ゲームを続行します。

 


規定数のトロフィーカードが獲得されるか、山札から特定枚数のカードがなくなったらゲーム終了。

ゲーム中に場から得たカードやトロフィーカードが勝利点になる他、手札に残ったカードは減点要素となります。

 

 


 


「ダウト」に軸を1本加えるというアイディアは一見軽率なものに見えますが、遊んでみてビックリ、ブラフのかけ方と見破り方の幅がめちゃくちゃ広くなってるんですよね。

マストフォローライクな制限が数字とスパイスに別個にかけられているため、各プレイヤーがどちらの要素で苦しんでいるのか、パスやチャレンジのタイミングからしっかり見定めていきましょう。

基本は「ダウト」だからルール説明もラクラク。

でも「ダウト」の比じゃない程ワイワイ盛り上がれる。

ブラフゲームのニュースタンダード間違いなしってなわけですよ!

 

 

 


さらにゲームを盛り上げるスパイスとして、「ワイルドカード」の存在があります。

すべてのスパイスを持つが、数字に関しては常に「ウソ」となってしまう「スパイスワイルドカード」

すべての数字を持つが、スパイスに関しては常に「ウソ」となってしまう「数字ワイルドカード」

使いどころを想像するだけでニヤニヤしちゃいません?

上手いタイミングでプレイして、他のプレイヤーのチャレンジを誘いましょう(そして普通に返り討ちにあったりする)。

 

 

 

そして最後に、『スイート&スパイシー』で初登場となった「両方なんでもルール」をご紹介しましょう!

ゲーム開始時、各プレイヤーは6枚の手札を持つわけですが…

ここまでの説明で用いたカードを6枚ずつ配るのではなく、5枚を配り、そこに「両方なんでもカード」1枚を加えます。

 

このカード、いわば「スパイス&数字ワイルドカード」的な扱いで、すべてのスパイスと数字を持つんですね。

プレイの際には、

・表向きで、

・「スイート!」と大きな声で言いつつ、

・通常通りの宣言も添える、

といった感じになります。「スイート! トウガラシの5!」みたいな感じ。

 

両方なんでもカードはすべてのスパイスと数字を持ちますから、この宣言は必ずホントということになります。

わざわざ表向きで出しているので他プレイヤーにブラフをかける意図もなく、両方なんでもカードにチャレンジを行うことはできません

 

要するに、1手番を安全に切り抜けられるカードなんだな!

流石スイート言うぐらいですから、優しいですね。

 

 

ところがそうは問屋が卸さない、スパイシーな部分として、

 

①両方なんでもカードでは上がれない

最後の1枚には残せません。

 

②得点が1枚5点(5倍)

このカードを含む場を得点としてゲットできるとデカいよ! というお話。

テーブルの空気が少しピリッとします(スパイシーだけに)

 

③減点も1枚5点(5倍)

ゲーム終了時、手札に残したままのカードは減点になっちゃうのですが、両方なんでもカード残してるとこの減点も5倍なのよ。

上手いタイミングで使いな!

 

といったルールがあるぞ!

こだわりの新味、是非お試しあれ!

 

 

後これはゲーム本編には関係ないのですが、英語版の箱裏で韻を踏んでいたので、日本語版でも文意を崩さない程度にがんばって踏みました。

この部分だけで3日ぐらいかけたのは内緒だぞ! ノッてください!

 


そんな『スイート&スパイシー 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!

2月13日(月)13:30までのご予約で、一般発売より早めにゲットできちゃいます!(2月14日頃発送予定)

 

また、ケンビル公式通販サイトでは、2,200円以上のケンビル製品(予約商品も可)を1点でも含むご注文は送料無料(北海道・東北も含む)となっています! なんそれ!

今回リリース&再販の各タイトルももちろん送料無料の対象!

全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!

 

「スイート&スパイシー 日本語版」予約ページ

※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。

※「2,200円以上のケンビル製品」と「それ以外の製品」を同時にご購入された場合、ショップ仕様上、送料が発生するかのような請求形態となります。後ほど手動にて送料無料に修正いたします。

 

 

『スイート&スパイシー 日本語版』は、先行予約受付の締め切り後、3月10日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。

ご贔屓の店舗様でのご購入も、是非ご検討ください。

 

 

さあ、愛でよネコちゃん思うまま!

『スイート&スパイシー 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!