シートに目配り 右も左も! ぐいぐい狭める 君の未来を! 『テイク・ア・シート 日本語版』のご紹介。

 

こんにちは! ケンビルのぬんと申します!

 

先日、

◆テイク・ア・シート 日本語版
◆フィット・トゥ・プリント 日本語版

について先行販売を開始いたしました。

たくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そのうち『テイク・ア・シート 日本語版』のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか

をしっかりたっぷりご紹介していきたいと思います!

テイク・ア・シート 日本語版
希望小売価格:4,400円(税込)
一般発売日:2024年8月30日

プレイ人数:1~6人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:25分

ゲームデザイン:Eloi Pujadas, Ferran Renalias
原題:Take a Seat

「テイク・ア・シート 日本語版」予約ページ

 


 

『テイク・ア・シート』(原題:Take a Seat)は、スペインのパブリッシャーであるSalt & Pepper Gamesの2022年作品です。

パブリッシャー名がしょっぱそうで可愛い。弊社とは初めてのお仕事になります。

 

始まりは昨年のエッセン。

元々は同パブリッシャーの別のゲームが気になってブースに会いに行ったのですが、「これも! これも遊んでみてよ! 多分気に入るから!」と渡されたのが『テイク・ア・シート』でした。

早速ホテルで遊んでみたら「え、何これ……おもしろ……」となり、結果的に本作のみ出版をすることに。

「今年も現地に行ってよかったなあ」と、強く思える理由の1つになったタイトルです。

 

デザイナーは、『四国』のEloi Pujadas氏と、『ラクリモーサ』(Gerard Ascensi氏と共作)のFerran Renalias氏

2名とも多作なデザイナーですが、ここで個性を持ち寄って最高の化学変化を起こしちゃってるぞ!

そう、ソルトとペッパーのようにね!(言いたいだけ)

 

気になるゲーム内容、さっそくチェックしていきましょう!

 


 

皆さんはミュージカル劇場の運営者!

自分の劇場にやってきたお客さんを、適切な席へとご案内しましょう、というテーマです。

 

 

この雰囲気に花を添えるべく、パッケージの題字も「テイク・ア・シート」という文字を入れるのではなく、映画の字幕や劇場ポスターをイメージした位置取りとフォントにしてみました。

個人的にはかなり気に入っているのですが、どうですかねこれ! 可愛くないですか!

 

 

 

まずは準備ということで、各プレイヤーは個人ボードを1枚受け取ります。

これが自分の運営する劇場ね。

ちなみに両面使用。皆が慣れてきたら、高難度の裏面でどうぞ。

 

 

ペンを1本持ってさあ開始……かと思いきや、さらに「予約パネルボード」と呼ばれるミニボードが登場します。

 

 

なるほどなるほど、これも各プレイヤーが1枚ずつ持つ……のではなく、プレイヤーとプレイヤーの間に1枚ずつ置くんですね。

①のボードはAさんとBさんが、②のボードはAさんとCさんが共有しますよ~~って感じ。

 

 

実はこの予約パネルボード、このゲームをこのゲームたらしめるほどの、超重要コンポーネントです。

見ての通りの紙ペンゲームな本作ですが……

同ジャンルの他ゲームでよく見られるように、ダイスを振って出目を全員で使用する(=ロール&ライト)こともなければ、カードをめくって全員で参照する(=フリップ&ライト)こともありません。

『テイク・ア・シート』は、右隣・左隣のプレイヤーと予約パネルボードを共有すること自体を推進力とする、言わば「シェア&ライト」ゲームなのです!(どーん)

 

 

 

実際の流れ、見ていきましょう!

 

ゲームは「ターン」単位で進行します。

1ターン目、まずは全員が右側にある予約パネルボードを取って、自分の前に持ってきます。

 

 

予約パネルボードをじっくり見てみると、中央に4色のチケットが並び、左右にはそれぞれ14個のアイコンがずらりと並んでいますね。

 

 

各予約パネルボードの自分に近い側のアイコン群、これを自分の案内人セクションと呼びます。

いま持っているのは自分の右手側から取ったボードなので、左側の案内人セクションがあなた専用。

 

 

案内人セクションは横並びの2個のアイコンを1セットと見て、計7セットから成ります。

この中から好きな1セットを選び、2つのボーナスのうちどちらかを受け取りましょう。

 

 

1つは案内人能力! 今回のターンで使用できる、特別な能力をゲットだ!

 

 

もう1つは勝利点! ゲーム終了時に、シンプルに点数が手に入りますよって話。

 

 

セット内の使用したい方を〇で囲み、諦める方はぐちゃぐちゃと塗りつぶしてしまいましょう。

これがさ~~まず辛いわけ

だってまだ実質何もしていないに等しいのに、将来どの能力が欲しくなるかも分からないのに、現時点でどちらかを選んで、どちらかを諦めることを強制されるんですよ!

将来の自分、すまん!!! 現在のワイが雰囲気で決めるで!!!

 

 

 

続いて、予約パネルボード中央のチケットに触る時間です。

4色のチケットから1色を選び、任意の空きマスを塗りましょうね。

 

 

で、1マス塗ったらですよ、そのチケットの空きマスのかたまりの形って変化するじゃないですか。

塗る前はこうだったものが、

 

 

こうなってますよね。

 

 

そう、今回自分が編み出した新しい形! それを使って、自分の個人ボード=劇場の座席を取るってワケ!!!

 

 

この際、 ①すでに埋まっている座席と重なってはならず、

 

 

②もちろん劇場からはみ出してはならず、

 

 

③回転や反転も許されず、

 

 

そして、④今回選んだチケットの色に対応する座席を、必ず1席以上含むようにしなければなりません!

良い感じにチケットを塗って、座席をきれいに埋めていきましょう! もちろん全然埋まんないんですけど。

 

 

ちなみに、③や④の制限を今回のターンだけ無視する案内人能力がそれぞれ存在します。

そんなものを序盤の序盤から選ばせたり諦めさせたりするやばさ、少しずつ伝わってきたでしょうか。

 

 

 

これで1ターンがおしまい。

予約パネルボードを元の場所(今回なら右隣の人とのあいだ)に戻し、その反対側のボード(今回なら左側)を取って、次のターンを始めます。

 

 

で、2ターン目! 左側から取った予約パネルボードなので、案内人セクションは自分に近い右側を使いましょう。

さっき右側のボードで使っちゃった(あるいは諦めちゃった)能力も、左側でならまた使えるというやばさがある。

 

 

そしてチケットを見てみると、なるほど当たり前なんですが、左隣の人が1マス埋めてるんですよね!

 

 

同じチケットを塗り進めるも、異なるチケットを塗り始めるもあなたの自由。

ただし、同じ色を選ぶと空きマスのかたまりの形はどんどん小さくなっていくわよね。

なんか怖い……なんか怖いぞこのゲーム!!

 

 

 

これを右・左・右・左……と計14ターン繰り返せば、左右の案内人セクションがすべて埋まってゲーム終了です。

皆さんは、お客様を上手くお席にご案内することができたでしょうか。

勝利点の形で、満足度をチェックしていきましょう。

 

 

 

まずは、全員共通の目標カードが場に4枚あります。

対応する色の座席の埋まりっぷりで得点~~というシンプルなものから、「通路側の席がいい!」「VIPのそばに座りたい!」といったものまで様々。

難易度や複雑度を考慮して大きく3つにカテゴリ分けされているため、プレイへの慣れ具合や卓の雰囲気に応じて、ご自由にカスタマイズしていただければと思います。

 

 

ちなみに、一番左の目標カードだけ得点2倍ね!

慣れないうちは、この1枚だけでもしっかり意識して座席を埋めていくといいかも。

 

 

 

次に、激やば得点要素のチケット比較

4色×左右2ヶ所で、自分が触ることができるチケットが計8枚ありますが……

各チケットについて、隣のプレイヤーと「どちらが多くマスを埋めているか」のマジョリティ対決をします! 計8ヶ所ね。マジで言ってます???

 

 

簡単に言えば、同じ色で左右どちらにも勝つと高得点って感じ。

ただ座席を埋めるだけじゃなくて、このマジョリティ対決も視野に入れながらチケットを塗っていくんだよ! そんなんできるかー!!!

 

 

 

最後に、左右の案内人セクションから、能力を諦めて選び取った勝利点を得ましょう。

これもまた馬鹿にならないんだよな~~勝利点に繋がらない能力なら、ちゃんと諦めてしまった方がいい。

ま、そんなこと最後の最後まで分かんないんですけどねみたいな!!!

 

 

 

ここまでを全部足して比べっこ!

最も多くの勝利点を得たプレイヤーの勝利です!!

 


 

いや~~どうですか『テイク・ア・シート』!

 

左右のプレイヤーと共有する予約パネルボードに、

・案内人能力 or 勝利点の選択

・今回塗る座席の形の決定

・チケットごとのマジョリティ対決

と、悩ましんどい要素ががっつり詰め込まれた、令和最新版・阿鼻叫喚紙ペンゲームです。

もう本当に、本当に辛いんだから!

 

 

紙ペンっぽい概念でありながら、「駒を取り除く」「その中で残る駒がある」という要素で新感覚を打ち出した『ザ・ギルド・オブ・マーチャント・エクスプローラーズ』と同様、紙ペンというジャンルの壁を取っ払ってくれる1作だと思っています。

紙ペンが大好きだぜ! というそこのあなたも、いや逆に紙ペンってランダム性が高くてなんかね~~というそこのあなたも、ぜひ遊んでみていただきたいぞ!

 

 

あ、ソロルールもありますよ!

オートマがゴリゴリチケット塗ってくんの! 結構勝つの難しい!

 


 

そんな『テイク・ア・シート 日本語版』は、現在ケンビルwebショップにて好評先行販売実施中!

8月8日(木)まで、ご注文の翌営業日を目途に順次発送しております!

 

ケンビル公式通販サイトでは、3,300円以上のケンビル製品を1点でも含むご注文は送料無料となっています!

『テイク・ア・シート』『フィット・トゥ・プリント』も、もちろん送料無料の対象!

全国どこでも送料を気にせず、ご利用いただければ嬉しいです!

「テイク・ア・シート 日本語版」予約ページ

※「3,300円以上のケンビル製品」と「それ以外の製品」を同時にご購入された場合、ショップ仕様上、送料が発生するかのような請求形態となります。後ほど手動にて送料無料に修正いたします。

 

 

また、取引先様へもご案内済みであり、8月30日(金)より全国のショップ様にてお買い求めいただけるようになる予定です。

実店舗映えをするというか、パッケージの色合いがよくて、手に取りたくなる見た目をしていると思うんだよな!

ご贔屓の店舗様でのご購入も、ぜひご検討ください。

 

 

 

さあ、阿鼻叫喚シアターの開幕だ!

『テイク・ア・シート 日本語版』、何卒よろしくお願いいたします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!