こんにちは!ケンビルです!
先日、「西フランク王国の聖騎士 日本語版」の予約受付を開始いたしました。
既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
追記(2020.06.12)
一般販売開始致しました!
本日は、「西フランク王国の聖騎士」のことをもっと皆様に知っていただこう!ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
について、しっかりと熱を入れて、でもところどころ省略しながら、ご紹介していきたいと思います!
ご予約ないしご購入の参考にしていただけますと幸いです。
西フランク王国の聖騎士 日本語版
希望小売価格:5,800円+税(予約価格:5,400円+税)
発売日:2020年6月12日
プレイ人数:1~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90~120分
ゲームデザイン:Shem Phillips, S J Macdonald
原題:Paladins of the West Kingdom
まずは、「西フランク王国の聖騎士」というタイトルを見て最初に浮かぶであろう、
「西フランク王国の建築家」とは別物なんですかという疑問から解決していきましょう!
結論から言えば、世界観を共有するシリーズ作品ではありますが、内容的にはまったくの別物です。
Shem Phillips氏 & S J Macdonald氏がゲームデザインを手掛ける、
西フランク王国を舞台とした中~重量級戦略ゲーム、「西フランク王国三部作」!
その第1作が発売済みの「西フランク王国の建築家」であり、
今回発売の「西フランク王国の聖騎士」は、シリーズ第2作ということになります。
ですので「聖騎士」、イラストや雰囲気は「建築家」から引き継がれているものの、
ゲームシステムやコンポーネントはまったくの別物ですし、
拡張というわけでもありませんので、プレイに「建築家」が必要になったりだとか、
2作を混ぜて遊ぶモードが搭載されていたりとか、そういったことは一切ありません。
プレイ感もガッツリ異なりますので、「建築家」のファンの方にも、そうでない方にも、
フレッシュな思いでチェックしていただきたい一作ですよー!
「西フランク王国の聖騎士」、
ワーカープレイスメントっちゃワーカープレイスメントなのですが、
「建築家」のように、全員共通のメインボードに労働者駒を配置していくのではなく、
自分の個人ボードに、6種類の労働者駒を配置してアクションを行う、という代物です。
緑色の労働者駒1個、任意の色の労働者駒1個、黒色の労働者駒1個を置いて…
「任命」アクションをするぞ、といった具合。分かりやすいですね。
既に労働者駒を置いてしまっているアクションは、このラウンド中は実行できないことになります。
これを、時計回りに1アクションずつ、手元の労働者駒が無くなるまでどんどんやっていきます。
全員が「もうアクションをやりません!」と宣言したらラウンド終了。
個人ボード上の労働者駒がすべて取り払われ、
後述の方法で労働者駒を手元に補充して、ネクストラウンドレッツゴーです。
さてさて、プレイヤーたちは貴族!
要塞化や外敵への攻撃で国を守りつつ、
領土内へと信仰を広めるといった、国の発展にも寄与しなければならない、といったフレイバー。
そんなプレイヤー達が、国のために頑張らなければならない6つの主要アクションが、
個人ボードの右半分に集められています。
基本的には、これら6つのうち、同じアクションを頑張れば頑張るほど、
ゲーム終了時に得られる勝利点が高くなっていく、という仕組みになっています。
じゃあ例えば、毎ラウンド「任命」アクションばっかりやってればいいじゃん?
という話になるのですが、そうは問屋が卸さない。
各プレイヤーは、信仰力(黒色)、軍事力(赤色)、影響力(青色)という3つの能力値を持ちます。
ここでもう一度、個人ボードの右半分をチェーック!
各アクションのバナーを見てみますと、アクション名の左側に1色、右側に1色、
3つの能力値のいずれかに対応した色が示されていますね。
そう!各アクションは、実行するためにアクション名の左側の能力値を必要とし、
実行することでアクション名の右側の能力値が得られるのです。
例えば先程の「任命」アクション!
アクションの実行には、黒色の信仰力が必要となり、
実行することで青色の影響力が得られるという算段。
同じアクションを繰り返せば繰り返す程、求められる能力値も段々高くなっていきますので、
「任命」アクションばかりやっていては、いずれ黒色の信仰力が足りなくなってしまい、
反対に青色の影響力がじゃぶついてしまうとこういう寸法なんですよ!
ですので、こっちで得た影響力をあっちで使って、そこで得た軍事力をあっちで使って…
というように、複数のアクションを効率よく組み合わせて回していく!
これが重要となるわけです。
ふむふむ、複数のアクションを組み合わせなきゃいけないのは分かったぞ。
じゃあ、能力値的に効率よく回せるアクションだけをいくつか選んで、
それをぐるぐる実行してればこんなゲーム楽勝じゃね?、ってなるじゃないですか。
そうは問屋が卸さない。
単純なアクションぐるぐるループを許さない要素が大きく3つ!
あなたの前に立ちはだかります。
1つ!資源!
各アクションを実行していくためには、銀貨と食糧という、2種類の資源が必要になります。
まあ足りなくなるんですよ。何をしていても。
というわけで、この資源を補充しましょうというのが、個人ボード左半分の主な役割の1つ。
適切なタイミングで、個人ボード左半分にも労力を割かなければならないことになります。
2つ!他プレイヤーの動き!
さっきから個人ボード個人ボード言うてますけど、
実はこのゲーム、ちゃんと全員共通のメインボードもあったりします。しかも超横長。
アクションによっては、このメインボード上に自分の駒を置いたり、
メインボードからカードを選んで取ったり、といった、
つまるところ「早いもの勝ち」的な要素があります。
ローテーション的には次どう考えても「要塞化」アクションしたいのだけれども、
ここで「任命」アクションしとかないと、アイツに良いところ持ってかれるんじゃね???
みたいなことになるわけです。さあどうしましょう。
前作「建築家」では、牢獄内にある自分の労働者駒が最多のプレイヤーに対して、
ペナルティが課せられる、的な要素がありました。
今作でも、様々な「疑惑」が「疑惑カード」という形でプレイヤーにかけられていって、
トリガーが引かれると、持っている疑惑カードが最多のプレイヤーにペナルティが課せられる、
といった形で、この悪人チキンレース要素が引き継がれています。
ローテーション的には次どう考えても「要塞化」アクションしたいのだけれども、
そろそろ疑惑カード減らすアクションもしとかないとマズくね???
みたいなことになるわけです。さあどうしましょう。
3つ!労働者駒の色と聖騎士!
前述の通り、そもそもアクションの実行には、指定された色の労働者駒が必要です。
ですが、使用できる労働者駒の色と個数は、ラウンドごと、プレイヤーごとに異なります。
では、どのようにして、手元に持ってくる労働者駒を決めるのか!
その答えが、ラウンド開始時に起こる2つのイベント!これです!
画像見ればなんとなく分かるシステムって良いですよね。
プレイ人数+1枚を公開しておき、スタートプレイヤーから時計回りに1枚ずつをピック。
そこに描かれた色と個数の労働者駒をゲットだ。
そう、望む労働者駒が十分に手に入るとは限らない!
すなわち、望むアクションが十分に実行できるとは限らないのだ!
ここに来てようやくタイトル回収、聖騎士のお出ましです。
各プレイヤーは、それぞれ自分の聖騎士カードの山を持ちます。
詳細は省きますが、毎ラウンド、自分の山から引いた3枚の聖騎士カードから、
今回のラウンド、自分の手助けをしてくれる聖騎士カード1枚を選択することになります。
この聖騎士カード、プレイヤーに示されている労働者駒2個をもたらし、
今回のラウンド中、示されている自分の能力値を一時的に上昇させ、
さらに今回のラウンド中、示されているアクション1つが強力にorお得になります。
掛け算し過ぎなんですよこんなん選べんて!悩ましいです。
やっとの思いで選んだ聖騎士、もちろん無視してやりたいアクションをやっちゃってもいいのですが、
どうせならお得にアクションしたいじゃないですか。
能力値の一時的な上昇活かしたいじゃないですか。
プレイヤー「要塞化アクションやろーっと!」
聖騎士「あ、あの……吾輩……任命アクションが得意なのだが……」
ってなるじゃないですか!聖騎士かわいそうじゃないですか!
プレイヤー「ご、ごめんね聖騎士!任命アクションやるから!ね!」
ってなるじゃないですか!なるかな????
そんなこんなで、思うようにローテーションを回せるとは限らないのですよ!辛い!
規定ラウンド数終了後、各アクションの頑張りっぷりや、各能力値の上昇っぷりや、
その他諸々の要素からの勝利点を計算。
最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です!
と、ここまで遊び方をざっと紹介してきました「西フランク王国の聖騎士」。
最大の魅力はやはり、6つのメインアクションと、
12人の聖騎士、3つの能力値、2種類の資源、6種類の労働者駒との絶妙な絡み合い方でしょうか。
あちらを立てればこちらが立たず、色々な細かい要素があちらこちらから顔を出してきて、
「お前は本当にそのアクションをするんか…?それが本当に一番効率がいいんか…?」
と常に問いかけてくる。
もうこれがですね~~~~たまらんのですよ。脳内とっ散らかること請け合いです。
あとは、効率を追求し、苦難を乗り越えた先にある、
終盤の「やっと…!やっとやりたいことができる…!」感も魅力!
この気持ちよさは、他のゲームではちょっと味わえません。
終盤の成長曲線、角度がエグすぎてほぼ壁。
んで油断していると、また1個/1金/1能力値足りなくて泣く羽目になる、みたいな。
そんな感じのゲームです。「西フランク王国の聖騎士」。
ドタバタ逮捕劇的な、少しコミカルな側面もあった前作「建築家」ですが、
「聖騎士」はプレイ時間的にもプレイ感的にも、よりゲーマー向けの仕上がりになっています。
我こそは!という方は、是非チャレンジしていただきたいです。
「建築家」に続いて、ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門の推薦リスト入りも果たしており、
そのエキスパートっぷりはお墨付きだ(?)。
やたらと難しくて、「難易度:普通」とか選ぼうもんなら普通にボコボコにされるソロプレイモードもあるよ!
AIとの2人対戦になるわけですが、自分よりも遥かにヤバい成長曲線の奴が隣に居て笑ってしまう。
こちらも我こそは!という方は是非。
そんな「西フランク王国の聖騎士 日本語版」は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!
5月31日(日)までのご予約で、ちょっぴりお安く、ちょっぴり早めにゲットできちゃいます!
(ご予約価格:税込5,940円、希望小売価格:税込6,380円)
6月第1週の発送予定です!
※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。
ご予約分の発送後、6月12日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、
全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓のショップ様でのご購入も、ご検討いただければと思います。
追記(2020.06.12)
一般販売開始致しました!全国のショップ様でも、お買い求めいただけます。
さあ、いよいよ近づいてきた聖騎士たちの足音!
「西フランク王国の聖騎士 日本語版」、何卒よろしくお願い致します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!