ドラフト→パズルで生むチョコレート!ヤバいこのままじゃ売るとこねーぞ!「チョコレートファクトリー 日本語版」のご紹介。

 

こんにちは!ケンビルです!

 

先日、

◆チョコレートファクトリー 日本語版
◆タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版

の2タイトルについて、予約受付を開始いたしました。

既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そのうち「チョコレートファクトリー 日本語版」のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか

について、最後までチョコたっぷりでご紹介していきたいと思います!

ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。

 

チョコレートファクトリー 日本語版
希望小売価格:6,300円+税(予価)
発売日:2020年9月発売予定

プレイ人数:1~4人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:60~90分

ゲームデザイン:Matthew Dunstan, Brett J. Gilbert
原題:Chocolate Factory

「チョコレートファクトリー 日本語版」予約ページ

 

 

 

 

「チョコレートファクトリー」は、自分のチョコレート工場を運営するゲームです。

内容物として、自分の工場を表す工場ボードなるものがあるので、早速そちら見てみましょうか。

 


はい工場ボードどん。

中央にベルトコンベアが走っており、その上下に色々な装置が置かれているのが分かるかと思います。

 

 


おっと!左側からベルトコンベアに乗って何かが運ばれてきました。

これは…カカオ豆のようですね。

 

 


カカオ豆が、1つ目の工場装置の下に差し掛かります。
試しに石炭を使って、この工場装置を稼働させてみましょうか。

 

 


……すると!何ということでしょう!
パートのおばちゃんが!驚くべき手際の良さで!カカオ豆をココアに変換していくではありませんか!

 

 


そのままベルコンに乗って流れていくココア!

続けて2つ目の工場装置も稼働させます。
「+」の表示があるこのアイコンは、ココアをさらに一段階上のグレードのものに変換してくれる様子。

 

 


ということで、可愛いチャンクバー駒の出来上がり。だいぶチョコレート然としてきましたね。

 

 


ところがまだ終わらない!さらにベルコンを流れて3つ目の工場装置!

 

 


ここでチャンクバー駒は、さらにキャラメル駒2個に変換されました。個数増えるのおかしくない?

 

 


その上にあるのは、チョコレートを出荷しますよ~的な工場装置。

すっかり美味しく出来上がったキャラメル駒2個は、私達の手元を離れ、路面店やデパートに売られていくことになります。

 

 

ふう、一件落着。とでも思いました?甘いですぞ(チョコだけに)

我々が今回1個目のカカオ豆にかかりきりになっている間……

 


ベルコンの後ろからは2個目、3個目のカカオ豆が流れてきていたのです…

 

 


このように、ガンガン流れてくるカカオ豆を、どんどんチョコレートに加工していき、それらを売ってお金を稼ぐパズルゲーム、これが「チョコレートファクトリー」です。もう面白そうじゃないです?

 

 

では、プレイヤー達はどのように工場装置をゲットするのでしょうか。
あるいは、どのように作ったチョコレートを販売するのでしょうか。

実際のゲームの流れ、見ていきましょうね。

 

 

 


ラウンド開始時、各プレイヤーは、先程から大活躍の工場装置カード1枚と、このラウンドだけ自分の工場のために働いてくれる従業員カード1枚の、計2枚を獲得します。

 


獲得するカードはどうやって選ぶかと言えば、ロチェスタードラフトと呼ばれる方法で選ぶんですね。

手番順で、場に並べられたものの中から1枚をゲット。
全員が1枚ずつゲットしたら、今度は手番とは逆の順で、先程ゲットしたものとは異なる方のカードを1枚ゲットします。

 

このロチェスタードラフト、「チョコレートファクトリー」において、上述のパズル要素と並ぶ超重要な要素です。

「カタンは初期配置が8割」なんて言われたりもしますが、「チョコレートファクトリー」ではこのロチェスタードラフトで、そのラウンドの(ひいてはゲーム全体の)成果が大きく左右されます。

 

 


ゲットした工場装置カードは、工場ボードの好きな場所に配置!

 

 


一方の従業員カードは、即座に恩恵をもたらしてくれるものもあれば、そのラウンド中にのみ使用できる特別な能力を与えてくれるものもあります。

が、従業員カードには、それらの効果や能力とは別にラウンド後半でもう1つ大きな役割があるため、とりあえず端の方で待機しておいてもらいましょう。

 

 

 


ロチェスタードラフトの擦った揉んだが終わったら、お待ちかねのソロパズルタイムに入ります。

カカオ豆1個を載せたコンベアタイルを、工場ボードの左からグイッと挿入!

工場装置を稼働させていくわけですが、ここで大切なポイントが3つ!

 

 


その1!このカカオ豆付きコンベアタイル、ラウンド毎に3枚流れてきます。

先の例のように、1個の豆にかかりきりになっていると、何の加工もされていないカカオ豆を生産する工場に成り果ててしまいます。

 

 


その2!各工場装置は、コンベアタイル1枚を流す毎に1回ずつしか使用できません。

「やったー!最強の工場装置を手に入れたぜ!これでもう生産は安泰だー!」と思っても、コンベアがタイル1枚分流れるごとに1回しか稼働させることができないのです。

 


その3!工場装置の稼働には、石炭トークンが必要です。

各工場装置は、1ラウンドに1回しか使用できないだけではなく、1回動かすごとに所定量の石炭を必要とします。

この石炭がね!またね!足りんのですよ!

強力な効果の工場装置ほど、当然より多くの石炭を必要とします。

 

 


裏技として、製造して完成したチョコレート駒は、同じ個数の石炭に変換できるというルールがあります。
なんで製品燃やしちゃうかな。

 

 

 


そんなこんなで、カカオ豆付きコンベアタイル3枚を流し終わるとパズルタイム終了なわけですが、この際、コンベア上に残っているチョコレート駒は、そのままその場所にステイです

これらはまだ製造途中であり、販売することはできないんですね。

 

 


チョコレートを製品として完成させるには、「出荷」と呼ばれる機能を持つ工場装置でコンベア上から取り除くか、あるいはコンベアが流れていって、工場ボードの右端から押し出されるのを待つかの2択ということになります。

 

 

さあ、工場こねこねソロパズルが終わったら、いよいよ完成したチョコレートを売ろうのコーナー

売り先は、大きく路面店とデパートの2種類。

 


路面店は、言ってみれば自分だけが達成できる目標カード的な立ち位置。

示されている種類と個数のチョコレート駒を消費することで、お金がもらえます。

 

 


一方のデパートは、誰でも達成することができる目標カード

こちらには、示されている種類と個数のチョコレート駒を、好きなだけ納品できます。

1セット納品するごとに、自分の色のマーカーを1歩前進。

もうお分かりですね?ゲーム終了時、デパート毎にマーカーの進みっぷりを比較→順位に応じたお金が入ります。

 

 


そしてここで!大切なのが!ラウンド頭にピックした従業員カード

従業員カードの下の方を見てみると……ん?なんか書いてあるな。

これは……デパート名

 

 


そう、プレイヤーがそのラウンドでチョコレートを納品することができるのは、今回のラウンドでピックした従業員カードに示されているデパートだけなのです!

 

 


ちなみにデパートは全部で5つあるのですが、

・ロチェスタードラフト時には、各デパート名を持つ従業員カードが必ず1枚ずつ並ぶようになっている

・ゲーム終了時、1回以上チョコレートを納品したデパートの個数が多いと、追加でお金がもらえる

と、悩ましさの歯車がガッツリ噛み合っている造り。なんか書いてたら遊びたくなってきたぞ

 

 

各自好きなだけ納品を終えたら1ラウンド終了。

従業員カードは、プロフェッショナルっぽい名前のカードも多いのになぜか日雇いなので、ラウンドを終えたら破棄することになります。

これを6ラウンド繰り返したらゲーム終了!最も多くのお金を稼いだプレイヤーの勝利です。

 

 

 

 


ロチェスタードラフトの悩ましさ!変換パズルの楽しさ!

それらをナイスなコンポーネントで支える、「おいおい仕上がってんな」って感じのタイトルです。

パズル部分はしっかりソロっぽいんですけど、ドラフトやマジョリティ対決で程よいインタラクションを持たせてくるのが、メリハリついてて個人的なお気に入りポイントです。

 

 


デザイナーについても触れておきましょう。

Matthew Dunstan Brett J. Gilbert、この両名です。

過去にもペアや個々でたくさんの名作を生み出しています。

 

・ペアでの作品:エリジウム、コスタリカ、シティ・オブ・ローマ

・Matthew氏ソロ:アドベンチャーゲームシリーズ(Phil Walker-Harding氏と共作)他

・Brett氏ソロ:ディヴィナーレ

 

次世代のクラマー&キースリング張れるでこれ(適当言ってますごめんなさい)

 

 

 

「ダイスホスピタル 日本語版」紹介ページ

あとは、同じくAlley Cat Games作品である、「ダイスホスピタル」との比較も興味深いところです。

「ダイスホスピタル」は、自分の病院の運営をテーマにした中量級ゲーム。

毎ラウンド、場から医療施設専門医をピック。次々と運ばれてくる患者(=ダイス)をどこかパズルチックに救っていくというもの。

 

…「チョコレートファクトリー」と似てね?

 

 


デザイナーは異なるのですが、こういうドラフト&焦燥感パズルみたいなの好きなんでしょうかAlley Cat Games。私も好きです。

それぞれ異なるベクトルに突き抜けている部分がありますので、遊び比べていただくのも面白いんじゃないかなと思っています。

 

 

 


あ、「チョコレートファクトリー」、充実のソロプレイモードもあります!

工場長となり、客や取引先からの無茶振りに応じて生産を行うというめちゃ辛仕様。

金曜日になって急に「今週中によろしく!」と積まれたタスクのせいで、土曜日も出勤することになるという、例の流れを味わうことができます。

ビターにも程がないですかカカオ86%ですか。

 

 

 

そんな「チョコレートファクトリー 日本語版」は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!

9月7日(月)までのご予約でちょっぴり早めにゲットできちゃう他、「チョコレートファクトリー」を含むご注文は送料無料というサービスっぷり!9月10日(木)以降の発送予定です!

「チョコレートファクトリー 日本語版」商品ページ(予約専用)

※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。

 

ご予約分の発送後、9月18日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、
全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓のショップ様でのご購入も、ご検討いただければと思います。

 

 

 


同時にご予約の受付を開始しました、「タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版」についても予約期間内に紹介記事を書こうと思いますので、「両作とも吟味してから予約するものを決めたい!」という方は、もう少々お待ちいただけますと幸いです!

 

 

 


さあ、甘さ控えめのチョコレート工場、今日も元気にフル稼働!

「チョコレートファクトリー 日本語版」、何卒よろしくお願い致します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!