こんにちは!ケンビルです!
先日、
◆チョコレートファクトリー 日本語版
◆タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版
の2タイトルについて、予約受付を開始いたしました。
既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、そのうち「タイニータウン」の拡張セットである、「タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版」(以下「富のちから」)のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、
・どんな要素が加わるのか
・それによってゲームがどう面白くなるのか
について、ご紹介していきたいと思います。
ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。
タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版
希望小売価格:3,200円+税
発売日:2020年9月18日発売予定
プレイ人数:1~6人
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:45分
ゲームデザイン:Peter Mcpherson, Josh Wood
原題:Tiny Towns: Fortune
まずお伝えしなければならないのは、「富のちから」は「タイニータウン」の拡張セットです。
独立拡張ではないので、「タイニータウン」がなければプレイすることはできません。
おいおい「タイニータウン」遊んだことないぞ!どんなゲームか教えてくれ!という方は、以下の紹介記事をご参照いただければと思います。
棟梁の言うことは絶対!資源が溢れてもう限界!「タイニータウン 日本語版」のご紹介
では早速「富のちから」、中身見てみましょうか。
・宝箱ボード 6枚
・木製コイン 30枚
・木製資材キューブ 10個
・新規建物カード 12枚
・新規モニュメントカード 10枚
・得点計算用紙 1冊
・ルールブック 1部
みたいな感じです。盛りだくさん!
箱サイズは、縦横は「タイニータウン」と同じで、厚さが薄い感じです。
拡張で箱サイズが変わって、収納の際に頭を悩ませることになるゲームも多いですが、「富のちから」ではそんな心配は無用ですね。
…というかごめんなさい、「タイニータウン」と「富のちから」を並べて写真を撮れればよかったのですが、実はテレワーク中の私、前回出社時に会社から「タイニータウン」を持って帰ってくるのをすっかり忘れておりまして、今めっちゃ冷や汗をかきながら記事を書いています。もっとちゃんとして欲しい(他人事)
「タイニータウン」なしでも内容がきっちり伝わるように、なんとか工夫して写真も載せていきたいと思いますので、最後までよろしくお付き合いください…
さてさてこの「富のちから」、どんな拡張かと言えば、「タイニータウン」の世界に「お金」の概念をもたらしてくれる拡張です。
ルールブックの序文にも、
森の生き物たちは暮らしの中で、「キラリと輝く小さな金属片1枚を、一定の価値を持つものとして扱う」という方法を見つけました。そう、「お金」の概念の誕生です。
との一節あり。
そこで、早速ご覧いただきたいのがこちらのコンポーネント。
か、かわいい…
私の、そして皆さんの心にキラリと輝く小さな金属片「木製コイン」と、それを大事にしまっておくための「宝箱ボード」です。
金属片と言いつつ木製やんけというツッコミはNG。
各プレイヤーは、ゲーム開始時、通常のセットアップに加えて、この宝箱ボードを1枚ずつ受け取ることになります。
「富のちから」拡張の導入により、ゲーム中、ある条件を満たすたびにコインが手に入るようになります。
ゲットしたコインは自分の宝箱ボードに配置。かわいい。
見ての通り、1人のプレイヤーが同時に保有できるコインは4枚までです。
「タイニータウン」では、棟梁が資材名を宣言すれば、すべてのプレイヤーがその種類の資材を自分の町に配置しなければなりませんでした。
棟梁の言うことは絶対です。
これは、小さな町では資材を取り寄せるのも一苦労なため、全員で使用する資材を共有することで、全体にかかる負担を軽くしている、というフレイバーに基づくものだったんですね。
ところがどうでしょう。プレイヤーは「富」を手に入れてしまった。
そう、「富のちから」では、プレイヤーはコイン1枚を支払い、棟梁の宣言したものとは異なる資源を自分の町に配置することができるようになります。
なんか事業っぽくやってたことをポケットマネーでなんとかしちゃう心意気、これを「富のちから」と呼ばずになんと呼びましょう。
ですが皆さんの中には、「っていうかそれってどうなのよ」という感想をお持ちになった方もいらっしゃるかと思います。
そう、「棟梁の言うことは絶対ルール」は、言わば「タイニータウン」を「タイニータウン」たらしめる、重要な要素であったはずです。
自分の思うようにいかないもどかしさ・悩ましさが、キラリと輝く小さな金属片ごときに奪われてしまうのか?
それはもう、ただの緩いだけのゲームになってしまうのではないか?
皆さん。違うんですよ。
ポイントは、このコインを手に入れるための条件にあります。
コインを手に入れるためには、自分の町に、1ラウンド中で2個以上の建物を建築しなければなりません。
それも、通常の建築以外の効果や方法によるものは含まず、町から資材を取り除いて、代わりに建物駒を置く、という正攻法のアレのみが有効です。
どういうことかと言えば、資材をレイアウト通りに配置し終えたとしても、敢えてすぐに建物を建てずに、将来のラウンドで他の建物が建築できるようになるまで待ち、複数の建物を後からまとめて建てる、という戦略が有効になるということです。

写真内には一部英語版のカードが写っています。
コインは最高なので絶対に手に入れたいのですが、建物1個をまともに完成させるだけでもヒィヒィ言っていた我々です。
建物2個が完成できるようになるまでじっと耐えることの難しさや辛さは、想像に難くないと思います。
そこまでやってようやく貰えるものが、コイン1枚なのです。
もっと言えばこのコイン、ゲーム終了時まで使わずに持っていると1枚につき1勝利点となります。
使用したところで勝利点に直結するとは限らないものですから、使うタイミングもこれまた悩ましい。
さらに、コインにまつわる効果を持つ、新規の建物カード12枚とモニュメントカード10枚を収録。
コインを得られるような効果もあれば、建築時にペナルティとしてコインを支払わされるもの、食料供給のためにコインが必要なものまで!
ただし、「富のちから」収録の建物カードがズラッと並ぶと、場があまりにコインコインしちゃうため、同時に使用する枚数は多くても4枚程度とすることが推奨されています。
得点計算シートも、コインの得点が計上できるように地味にアップデート。
細やかな気配りが光ります。

写真内には一部英語版のカードが写っています。
基本ゲームの辛かった部分を緩めた…と見せかけて、それを享受するために別の辛酸を嘗めさせてくるこの拡張。
もちろんコインの存在を無視して、従来どおりにガンガン建物を建てて行くのもいいでしょうし、序盤に軽めの建物をポンポン建ててコインを確保、大きな建物に着手する、という戦略も可能でしょう。
建物を完成させずに残しておくときの我慢比べ感が個人的なお気に入りポイントです。
戦略の幅が広がったことや、どのように辛酸を嘗めるかを選べるようになったこと、建物カードやモニュメントカードの新規収録によりリプレイ性が増したことは、基本ゲームのファンにも喜ばれている様子。
世界最大のボードゲーム情報サイト「Board Game Geek」内のユーザー評価でも、10点満点中平均8.0点と高い点数を維持しています。
そんな「タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版」は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!
9月7日(月)までのご予約でちょっぴり早めにゲットできちゃいます!
また、同時にご予約を受け付けております「チョコレートファクトリー 日本語版」を含むご注文は送料無料というサービスを行っておりますので、2作併せてのご予約もオススメですよ~
発送は9月10日(木)以降を予定致しております!
※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。
ご予約分の発送後、9月18日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、
全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
ご贔屓のショップ様でのご購入も、ご検討いただければと思います。
また、同時にご予約の受付を開始しました、「チョコレートファクトリー 日本語版」の紹介記事も、先日公開致しております!
ドラフト→パズルで生むチョコレート!ヤバいこのままじゃ売るとこねーぞ!「チョコレートファクトリー 日本語版」のご紹介。
こちらの記事もご好評をいただき、嬉しく思っています!ご予約・ご購入の参考になれば幸いです。
「タイニータウン 拡張:富のちから 日本語版」、何卒よろしくお願い致します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!