こんにちは!ケンビルです!
先日、
◆西フランク王国の子爵 日本語版
◆西フランク王国:年代記 日本語版
◆パーフェクト・モーメント 日本語版
◆パーフェクト・モーメント 5~6人用拡張セット 日本語版
◆パーフェクト・モーメント 銀幕のスター達拡張セット 日本語版
◆パーフェクト・モーメント アクリルミニチュアセット(2人分)
◆Lions of Lydia 和訳付き輸入版
について予約受付を開始いたしました。大量!
既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。
本日は、そのうち「Lions of Lydia 和訳付き輸入版」のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、
・どんなゲームなのか
・どんなところが面白いのか
について、ざざっとご紹介していきたいと思います!
ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。
Lions of Lydia 和訳付き輸入版
希望小売価格:5,400円+税
一般発売日:2021年4月2日
プレイ人数:2~4人
対象年齢:13歳以上
プレイ時間:30~60分
ゲームデザイン:Jonny Pac
「Lions of Lydia」は、Bellwether Games(アメリカ)による2021年作品です(クラウドファンディングは2020年に実施)。
ケンビルから日本語版をリリースした「フレッシュウォーター・フライ」(2019)、同じく和訳付き輸入版として取り扱った「Coldwater Crown」(2019)等もBellwether Games発でした。
本作はそんなBellwether Games2年振りの新作ということで、いただいたサンプルを元に社内で検討、今回の取り扱いに至っています。
デザイナーさんは上2作とは異なり、「Coloma」(2019)や「Sierra West」(2019)のスマッシュヒットで注目を集めるJonny Pac氏!
BGGのデザイナーページに上がっている写真がなんともコミカルでいい感じ。
お付き合いが長くなってきたBellwether×ケンビルの3作目「Lions of Lydia」、早速内容をご紹介していきましょう~~
実はこれ現在のトルコ辺りを中心に栄えた実在の国家名で、歴史上初めて硬貨(コイン)を導入したことで知られているそうです。へぇ~。
そのコインのオモテ面にライオンが描いてあったっつーことで、ゲームタイトルの「Lions of Lydia(リディアの獅子)」はそのまま人類史上初めて硬貨として用いられたコインのことを指します。
なんてロマン溢れるタイトルなんだ。
wikipediaにはその実際のコインの画像も載っているので、興味のある方は覗いてみてください。
確かにライオンが描かれているんですが、ちょっとブサイクで可愛いです。
プレイヤーはリディアの名士となります。
が、ゲーム開始時にはコインを持っておらず、資源を使って物々交換を行うことで土地や財産を増やしていくんですね。
ゲームが進むと、街にめっちゃお金持ちのリディアの商人がやってきてコインを流通させていきますよ~~といったあらすじ。
メインボードを囲むようにカードがずらりと並べられていますね。
各プレイヤーには資源の管理ができそうな個人ボードと、赤・青・黄・緑の商人駒が1個ずつ入った布袋が渡されます。
そう、「Lions of Lydia」はみんな大好きバッグビルドなのだ!
手番でやることは簡単!
商人駒をメインボードの好きなエリアに置き、そのエリアのアクションを解決する!
メインボード中央の「噴水エリア」から商人駒を1個拾って布袋に入れる!
以上だ!
商人駒を置けるメインボード上の場所は大きく2種類です。
1種類目が門エリア。ゲームボードの四隅に赤・青・黄・緑の門駒が置かれたエリアが1個ずつあります。
ここは要するに資源を得ましょうのコーナー。置かれている商人駒+門駒の個数と同じだけのその色の資源がもらえます。
赤の資源2個、青の資源2個、緑の資源1個がもらえますよ~って感じ。得た資源は個人ボードで管理しましょうね。
その後、同じ色の商人駒がそのエリア内に2個以上ある場合、その両方がボード中央の噴水エリアに移動します。こんだけ。
ここは言わばカードを買いましょうのコーナー。
ボードの4辺にはそれぞれカードがズラッと並べられているわけですが、そのうち1辺から望む枚数のカードを購入することができます。
購入したカードは何になるかって言うと、自分の手元に置いておいて、門エリアでのアクションを強くしてくれるんですね。
例えば、黄色か青の門エリアに黄色の商人駒を置くと、追加で黄色の資源1個をゲット!的な。
そう、「Lions of Lydia」はみんな大好きエンジンビルドでもあるのだ!どんどんエンジンふかしてけ~~!
噴水エリアで「カードの購入」と同時に行えるアクションとして、「カードの発展」があります。
これはシンプルで、購入してるカードを発展させる=裏返すというもの。
発展コストは購入コストといっしょ。
発展させたカードは、効果発動時に得られる資源や、ゲーム終了時にもたらしてくれる勝利点が2倍になるぞ!
門エリアor噴水エリアでアクションを終えたら、噴水エリアから商人駒1個をひょいと拾って、布袋に入れてターンエンド。
バッグビルド言うてますけど、手番開始時に布袋の中に入っている商人駒は4個で固定。
その比率を何色に傾けていこうかなっていうのを、自分の組んだエンジン=購入したカードと見比べて決めていくところに面白さがあるんですね。
さて、ここまでが「Lions of Lydia」のベーシックな部分のお話。
このゲームをさらにスペシャルなものにする3つのおもしろポイントをご紹介だ。
個人ボードを見ていただくとなんとなく想像が付くかと思いますが、このゲーム、各色の資源は6個までしか持つことができません。
6個を超える資源を得ようとしても、超過分は獲得できません。
と言うと、通常のゲームではマイナスな感じの「制限」っぽく聞こえてしまうかも知れませんが、「Lions of Lydia」においてはその限りではないぞ。
ある色の資源を6個持っている状態になると、個人ボード下部の影響力トラッカーが1スペース右に進むんだな!
これを進めるたびに、カードの所持上限枚数が増えたり、先述のコインを得るきっかけができたり、ゲーム終了時に勝利点がもらえたりと、色々な良いことが起こります。
しかもこのトラッカー、ある色の資源を6個持っている状態になるたびに進むので…
ってことができちゃうわけですよ。
天井に頭をゴツンゴツン打つ度に!なんか良いことが起こる!愉快じゃん。
①最初に資源をじっくり貯めてボーナスを得る
②資源をちょっとずつ使ってカードを買う
③また資源を貯めてボーナスを得る
以下②と③を繰り返す…
みたいな戦法が強そうに感じません?
ところがどっこい、メインボードの4辺に並んでいるカード達は、セットアップ時に並べたが最後、二度と補充がなされません。
そう、これは紛うことなき早い物勝ち。良いものから売れていきます。
そろそろ資源天井に届きそうなんだけど、この手番であのカード買っとかないとマズくね???
みたいなにらみ合いっぷり!これが「Lions of Lydia」ですよ!
上手いことやってくれ!
ようやく来ましたよ。コインがゲームに登場です。
ところが、空からある日コインが降ってくる…みたいなおいしい話はなくて、新たに金色の商人駒がゲームに登場→金色の商人駒を介してコインが流通、の流れです。
じゃあ、金色の商人駒はどうやったらゲームに登場するのよ!
②個人ボード下部の影響力トラッカーをゲーム開始時から1歩進めると、噴水エリアに登場する
ここにも影響力トラッカー絡んできちゃうのねって感じです。本当悩ましいな。
金色の商人駒は、通常の商人駒と同様、手番終了時に噴水エリアからピックして、布袋の中に入れることができます。
門の色と一致する資源を、1対1の割合でコインに変換することができます。
コインは何の資源の代わりとしても支払えるオールマイティでワイルドな憎いやつ!
これは交換するっきゃないね!
って思うじゃないですか???
そうも行かないんですよ。だって私たちはある色の資源を6個持っている状態になるたびにどうなるんですか。
赤色の資源を6個持ってるぞ!
そのうち1個だけをコイン1枚に変換だ!
その後赤色の資源1個をゲット!再びボーナスをもらうぞ!
これでええんちゃう?
金色の商人駒を使って資源→コインの変換を行う際は、その色の資源を全部コインに変換しなければならないというヤバいルールがあります(ただし、コインの所持上限は12枚なのでそれを超えない範囲で)。
この辺の「影響力トラッカー×資源×コイン」の絡みっぷりめちゃくちゃ好きなんですよね。ドタバタ系ラブコメじゃんこんなの。
さらに、カードの中にはゲーム終了時の勝利点をもたらしてくれるものもあるわけですが、そういったカードは必ずコストにコインが含まれます。何なんだよもう。
ゲーム終了条件、まだお話していなかったですね。
・いずれかのプレイヤーが、規定枚数のカードを発展済み=裏返しにしたらトリガー
・それ以外のプレイヤーはもう1手番ずつやる
・トリガーを引いたプレイヤーのみ、ゲーム終了時に余ったコインを1枚1勝利点に変換できる
この情報だと意外に思われるかも知れませんが、これ結構トリガー引きたくないんですよ。
トリガーを引きに行こうとすると、残った資源やコインで持ってるカード複数枚を無理やり発展させる、みたいな展開になりがちです。
でもそれってどうなのよって話があって、
カードの中にはゲーム終了時の勝利点をもたらしてくれるものもあるわけですが、そういったカードは必ずコストにコインが含まれます。何なんだよもう。
この手のカードの中には「ゲーム終了時に残った◯色の資源2つにつき1勝利点」みたいなものも含まれますし、
・トリガーを引いたプレイヤーのみ、ゲーム終了時に余ったコインを1枚1勝利点に変換できる
せっかくトリガーを引いたのにこの恩恵も全然受けられないことになってしまいます。
おまけに他の全員はぬくぬくともう1手番やっちゃうし。
この「終盤どうするよ」のにらみ合い、地味ですがバチバチ面白いです。
とは言え、手番を重ねれば必ず資源かカードかは増えるようなシステムなので、収束性が悪いという感じでもなく。
是非味わって欲しい部分です。
勝った人が勝ちです!(それはそう)
…と、ここまで濃密なあれやこれやが30~60分で楽しめちゃう「Lions of Lydia」。
嘘みたいな本当の話なのですが、8種類のミニ拡張が同梱されています。
本作はそんなBellwether Games2年振りの新作ということで、いただいたサンプルを元に社内で検討、今回の取り扱いに至っています。
この拡張群、いただいたサンプル段階では一切収録されていなかったので、製品版見て私達マジでビックリしました。
いわゆるモジュール式になっており、好きなものを組み合わせて遊んでね、的なやつです。
最大7種まで同時に採用することができるわけですが、1~4種類ぐらいまでを入れて遊ぶのがオススメだよ、とルールブックに記載があります。
ざっくり紹介すると、
①門のところに王様立っとるやんけ
②噴水エリアに商人駒置いてもコインもらえるんか…
③紫の商人駒はモノマネ上手
④この色の駒今要らんのに引いてもうた…キープしとこ
⑤この色の資源と永久にお別れするわ
⑥カードの選択肢もっと多いほうが良くない?
⑦馬車でレースやろうや
⑧このカード、点数高いけど効果は要らんな……せや!
の8本立てです。色んな組み合わせで楽しんでくださいね!
そんな「Lions of Lydia 和訳付き輸入版」は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!
3月21日(日)までのご予約で、一般発売よりちょっぴり早めにゲットできちゃう他、「パーフェクトモーメント 日本語版」(基本セット)または「西フランク王国の子爵 日本語版」を含むご注文は送料無料というキャンペーンもあるぞ!
ご予約分は3月24日(水)以降の発送予定です!
※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。
ご予約分の発送後、3月28日(日)のゲムマ大阪でも先行販売の予定です。
通販ご予約分よりも入手が遅くなってしまう場合がありますが、その分会場では少しお安く提供予定!
その後4月2日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」、そして全国のショップ様でもお買い求めいただけるようになる予定です。
続くコロナ禍の中で、どのショップ様も厳しい状況に立たされています。
ご贔屓のショップ様でのご購入も、是非ご検討いただければと思います。
さあ、ポケットのコイン!それとYou wanna be my Friend?
「Lions of Lydia 和訳付き輸入版」、何卒よろしくお願い致します!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!