勝ちへの土台は到底脆く! 力を貸してよ 同盟諸国!『西フランク王国の聖騎士:王冠の都市』のご紹介。

 

こんにちは!ケンビルです!

 

先日、

◆クラウドエイジ 日本語版
◆ラッキーナンバー 日本語版
◆西フランク王国の聖騎士 日本語版(再販)
◆西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版
◆西フランク王国:メタルコイン
◆スキタイの侵略者 日本語版(再販)
◆スキタイの侵略者:メタルコイン

について予約受付を開始いたしました。盛りだくさんだ!

既にたくさんのご予約をいただいておりまして、大変嬉しく思っております。
ありがとうございます。

 

本日は、そのうち「西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版」のことをもっと皆様に知っていただきたい!ということで、

・どんな拡張なのか
・どんなところが面白いのか

について、ご紹介しつつ、同時発売のメタルコイン2種や再販タイトル2本についても軽く触れられればと思っています!

ご予約やご購入の参考にしていただけますと幸いです。

西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版
希望小売価格:3,960円(税込)
発売日:2021年12月17日

プレイ人数:1~4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:90~120分

ゲームデザイン:Shem Phillips, S J Macdonald
原題:Paladins of the West Kingdom: City of Crowns

「西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版」予約ページ

 


 

「王冠の都市」は、西フランク王国三部作の第2作目である「西フランク王国の聖騎士」の拡張セットです。

もちろん「西フランク王国の聖騎士」がなければ遊ぶことができません。あしからず。

 

「西フランク王国の聖騎士」ってどんなゲーム?って方はこちらをご覧いただくとして…

6種のワーカー使い分け!越えよ聖騎士辛い壁!「西フランク王国の聖騎士 日本語版」のご紹介。

 

先に謝らせていただきたいこととして、本タイトルは全国のショップ様へのご案内を行わず、ケンビル通販サイトやイベント、ケンビル運営の実店舗「さいふる」のみでの販売とさせていただきます。

せっかくの日本語版ですし、本来であれば、近隣のショップ様でお手に取っていただける環境を作るべきとも思っているのですが、数量・価格的な面の問題がございまして、このような形を取らせていただくこととなりました。

大変申し訳ございません。ご理解いただけますと幸いです。

 


 

気を取り直して内容のお話!

「王冠の都市」拡張は、「西フランク王国の聖騎士」(以下「聖騎士」)基本ゲームに複数の変化をもたらすものなのですが…

まずはメインボードの話をしなければならないと思っています。

 

元々「聖騎士」のメインボードはちょっとどうかしてるぐらい横長なことで知られており、正しく広げると86.6cmあるんですよね。長すぎて写真2枚に分けちゃったよ。

そしてこの「王冠の都市」拡張、まさかのメインボードをさらに横に伸ばすんですよ。 正気か???

 


メインボードの左の端にこのパーツ、


右の端にこのパーツを付けて…

 


全長なんと114.2cmになりました。 23cm四方の外箱から出てきていいボードサイズじゃないのよ。

 

 

当然プレイには横長のスペースが必要となるわけですが…

そこでご提案したいのが、テーブルの対角線上にメインボードを置く、という方法です。

 


この向きだと入らなくても、


この向きならいけるんじゃないか!?という…

 


さらに、各プレイヤーの持つ個人ボードもそれなりに大きいのですが、2人プレイであれば、個人ボード用のスペースもしっかり確保できちゃいます。

 


名付けて「聖騎士置き」、流行らせていきたいです。

皆さんも絶妙な広さのテーブルでのプレイの際には、是非お試しいただければと思います。

 


 

そんな「王冠の都市」拡張、もちろんメインボードをいたずらに伸ばすための拡張ではなく、大きく分けて6つの変化がゲームにもたらされます。

それぞれバーっと確認していきましょう。

 

 

変化①! 自分だけの王の命令カード!


「聖騎士」基本ゲームでは、最初の3ラウンド、王の命令カードと呼ばれるカードが場に1枚ずつ公開されていきます。

これは共通の目標みたいなもので、ゲーム終了時までに達成していると勝利点がもらえるよ、というタイプのやつ。


「王冠の都市」拡張ではこれらに加えて、ゲーム開始時、1人1枚王の命令カードを引き、他のプレイヤーには見せないように持っておきます。

ゲーム終了時、自分の持つ王の命令カードを達成していれば6勝利点をゲットです。

自分だけの目標ができたことで、迷子になっちゃいがちなプレイ方針が立てやすくなったわね。

 

 

 

変化②! 町民カードと外敵カードの選択肢!


メインボードが長くなったことにより、場の町民カード置き場が2スペース分、外敵カード置き場が1スペース分増えました。

 


それぞれのカード置き場の一番端には、山全体を表向きにして置いておくようになったぞ。

山の上のカードもアクションの対象にしていいよ、という寸法。

これによって、ラウンド中に新たなカードが見える可能性が生まれていますし、十分な資源や能力値さえ準備ができれば、場にカードがなくてアクションができない!という事態も回避できることになります。

 


任命や駐屯のためのスペースもちょっと増えてますね。全体的に特化戦略推奨の流れです。

小さいけれど嬉しい変化だ~~メインボードのために必要なスペースは大きいんですけど。

 

 

 

変化③! 4つ目の能力値!


各プレイヤーが管理する能力値、「聖騎士」では影響力・信仰力・軍事力の3種類でしたが、新たな能力値として外交力(灰色)が登場。

3種類を管理するだけでも大変だったのに、お手玉1個増やされちゃいましたね。腕の見せどころです。

ゲーム終了時には、他の3つの能力値と同様、どこまで上げることができたかに応じて勝利点が得られます。

ではこの外交力、どうやって得て何に使うのかと言えば…

 

 

 

変化④! 新たな2つのアクション!


まあこうなるよな! 「招集」「交渉」という2つのアクションが登場!

同盟諸国から助けを借りたい!というフレーバーがあります。

で、アクションの増加に伴い、メインボードだけでなく個人ボードもちょっと伸びます。成長期か???

 


各アクションを紹介していきたいところですが、まずはメインボードの伸びた部分に置かれる「招集カード」についてお話ししたい!

 


これは、基本セットの「王の支援カード」に似た雰囲気のやつですね。

自分の労働者をメインボード上にある招集カード上に直接置くことで、下部に示されたボーナスが獲得できます。以上だ。

ただし王の支援カードとは異なり、招集カード上に置かれた労働者はラウンド終了時にもリセットされず、そのまま留まります、というのが1つポイント。

 

 


っていうのを踏まえて、新アクションその①「招集」

 


招集カード自体をゲットしちゃおうね、というアクション。

ただし外交官駒が置かれているカードはゲット不可。

 


外交官駒を欲しいカードの上へと動かし…

 


その間に示された個数の食糧を払いましょう。

また、示されているだけの影響力 or 信仰力 or 軍事力が必要となります。なるほどね。

 


ゲットしたカードからは、

・下部に示されたボーナス

・上に乗っている労働者(もしあれば)

・1外交力

がもらえてハッピー。さらに、ゲーム終了時に持っている招集カード2枚につき1勝利点です。

 

 

 


新アクションその②「交渉」

 


メインボードの左側の伸びた部分には、実はもう1種類、新登場の「交渉カード」が並べられています。

この交渉カードの上部分もしくは下部分のどちらかを使って何かしらやっていこうね、というのがこの「交渉」アクション。

対象としたいカードに対応した銀貨が必要です。

 


交渉カードの上半分を使うには、示されているだけの外交力が必要。ここで使うのね!

カードに示されているアクションを、対応する能力値のプラス補正付きで即座に行える、というもの。

ここにも、特化戦略をサポートしようという意図が感じられますね。

 


一方、下半分を使うには、外交力以外の何かしらの能力値が必要です(上の写真では黒色の信仰力が3以上)。

 


その交渉カードをゲットして、自分の個人ボードの伸びた部分の下に差し挟む。

そうだね。アイコンでセットコレクションだね。

 


異なるアイコンのセットからゲーム終了時に勝利点がもらえる一方で…

 


各アイコンを誰よりも早く3つ集めると、素敵な即時ボーナスパスをするたびに1労働者をゲットというイケイケ特典がもらえちゃいます。

う~~ん楽しい悩ましい。

 


交渉カードの下部分を使った後には、外交力が1上がります。上下どっち部分使うか難しいな!

 

 

 

で、残り2つの変化は、アクションが2種類増えたことに伴う変化って感じです。

 

 

変化⑤! 聖騎士カードの取り回し!


毎ラウンド、特定のアクションを助けてくれたり、能力値に補正をかけてくれたり、労働者をもたらしてくれたりする聖騎士カード。

基本ゲームでは各自同じ聖騎士カード12枚のセットを持ちますが、「王冠の都市」ではここに4枚の新たな聖騎士カードが追加されます。

新アクションをサポートしてくれるものが2枚と、なんかピーキーなのが2枚ですね。

 


で、総枚数が変わったことで、毎ラウンドの聖騎士カードの選び方にも変化が。

デッキから(3枚ではなく)4枚引いて…

 


1枚はこのラウンドで使用。

 


1枚はデッキトップに。1枚はデッキの底に。余った1枚はゲームから除外ですね。

これ、最終ラウンドで全カード引ききれるの毎回感動してしまう。

 

 

 

変化⑥! セットアップ時の開発!


「聖騎士」基本ゲームで人気のアクションに、「開発」というものがあります。


緑色の工房駒を労働者スペースに置くことで、アクションのコストを下げるアレです。

ところが「王冠の都市」ではアクションが2種類増えてるもんだから、開発の手が回らない! もっともっと開発したい!

 


ということで、追加の工房駒がプレイ人数分入っており、ゲーム開始時、任意のスペース1つについて無料で1回開発を行うことができます。

開発回数の補助となる他、自分のやりたいこと(秘密の王の命令カードとかね)に向けてのスタートダッシュにもなってええですね。

 

 

 


そんなこんなの6つの変化の他、新規の外敵カード・町民カード・王の命令カード・王の支援カードまで数枚ずつ収録されて、ゲームがより楽しくなるね~~って感じの拡張です。

ゲーム終了条件に変化はありませんが、外交力マーカーや秘密の王の命令、招集カードや交渉カードなど、最終得点計算での計算項目がいくつか増えています。

 


 


アクション2つの追加がメインコンテンツとなる、この「王冠の都市」拡張。

ですが実際にプレイしてみると、アクションの選択肢が2つ増えた、という感覚は薄く、むしろ自己実現の手段が増えた、あるいは分岐できるルートが増えた、という印象です。

 

新規アクションが、他のアクションをすごく頑張るための起爆剤になってるんだろうな。

「招集」ないし「招集カード」は多様なボーナスの選択肢をプレイヤーにもたらしますし、

「外交」によって、能力値を補いながら無理やり希望のアクションを押し進めたり、アイコン収集によって定期的に労働者を得られる体制を作ったりもできる。

 

基本ゲームでは、能力値を効率的に補完し合える複数のアクションを回していく、というストイックな側面が目立ちました。

そこに登場したこの「王冠の都市」拡張、要素は盛ってるんで全体を把握するのは難しくなってるのですが、それでも「招集」と「外交」という寄り道・近道を上手く活用することで、結果的に好みのアクションへの特化戦略がより楽しく実現できるようになっています。

メインボードをいたずらに伸ばすだけの拡張じゃなかったんだね…(当たり前)

 

 


長考しようと思えばどこまでも長考できてしまうデザインなので、好みは分かれるかと思います。

が、序盤はなんとなくの嗅覚で手を決めて、方針が固まってきたら自由自在にやりたいことに向かってひた走っていく、というタイプの経験豊富でタフなボードゲーマーの方には、是非とも体験していただきたい拡張です。

 

 


また、「聖騎士置き」のくだりでも2人分の個人ボードが置ける~~という話をしましたが…

プレイ人数に比例してプレイ時間が長くなっていくタイプのゲームですし、インタラクション部分にも人数による影響はそこまで大きく出ないため、個人的には2人ベスト、多くても3人までで遊ぶのがいいゲームなんじゃないかなと考えています。

少人数で重ためのゲームが遊びたい! という方に、強くオススメしたいです。

 


 


「聖騎士」基本ゲームにはソロモードが収録されていますが、「王冠の都市」ももちろんソロに対応

追加のカードとタイルで、お一人でも新要素が楽しめるようになっています。

聖騎士のソロ楽しいんですよね~~AIと戦うタイプのソロモードなのですが、AIが普通に強くてヤバい。

さらに、今回の拡張から難易度:狂気的が新たに選択可能に。怖いもの知らずな方は是非。

 

 


また、西フランク王国シリーズのファンBOXである「西フランク王国:年代記」(別売)での協力型プレイにも対応。

そのための追加カード6枚が封入されています。こちらもファンの方は是非チェックしてくださいね。

 


 

で! 関連商品のご紹介!

 


散々拡張の話をしてきましたが、基本セットである「西フランク王国の聖騎士 日本語版」、実は長らく品切れ状態が続いておりました。

このたび再生産を行いましたので、探してたよ~という方は「王冠の都市」といっしょに是非!

 


また、「聖騎士」作者の片割れであるShem Phillips氏によるワーカープレイスメント&リムーブメント「スキタイの侵略者 日本語版」も、同じタイミングで再販です。

西フランク王国シリーズの前身とも言える名作「Raiders of the North Sea」のリメイク。

未プレイの方は是非!

 

上記再販品2作は、全国のショップ様にもご案内を行わせていただく予定です。

 

 

で、これらの再販に併せて、メタルコイン2種を新発売!


「西フランク王国:メタルコイン」は、三部作(「建築家」・「聖騎士」・「子爵」)すべてで使用できる共通仕様! 50枚入り!

 


「スキタイの侵略者:メタルコイン」も、重厚な質感とナイスデザインが嬉しい素敵アイテムです。こちらは32枚入り。

メタルコイン2種については、「王冠の都市」と同様に全国のショップ様にはご案内を行わず、直販限定とさせていただきます。

 

関連作や関連商品盛りだくさんですね!

「王冠の都市」と併せて、是非チェックしていただければと思います!

 



そんな「西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版」および関連商品各種は、現在ケンビルwebショップにて好評予約受付中!

11月22日(月)までのご予約で、一般発売より早めにゲットできちゃいます!(11月30日以降発送予定)

さらにこの予約期間中、「クラウドエイジ 日本語版」、「西フランク王国の聖騎士 日本語版(再販)」、「スキタイの侵略者 日本語版(再販)」のうち1点以上をご予約いただいた方は、送料無料とさせていただきます(北海道・東北を除く)。

予約受付商品一覧ページ

※ご予約商品と同時にご購入された商品は、ご予約商品発送時に併せて発送させていただきます。

 

 

「王冠の都市」は、先行予約分の発送後、12月17日(金)より、ケンビルwebショップや実店舗「さいふる」にて、通常どおりお買い求めいただけるようになる予定です。

全国のショップ様へのご案内がない旨、ご注意ください。

 

 

さあ、助けて! 同盟諸国!

「西フランク王国の聖騎士 拡張:王冠の都市 日本語版」および関連商品各種、何卒よろしくお願い致します!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!